ウィングのつぶやき
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2005年06月22日(水) |
これほどスピンがかかるウエッジはないんじゃないかな〜 |
実は昨日、新しいウエッジをコースで試打してきました。 新ウエッジは「とにかくスピンがかかるウエッジを」というコンセプトで開発され、ロゴデザイン以外はほぼ完成です。 ソールにはダイヤモンドカット(ダイヤ型の切り込み)が入り、フェースには機械処理を施しました。
プロトタイプウエッジと203ウエッジの中間に位置するモデルです。 操作性の203 スピンの新ウエッジ 総合力のプロトタイプウエッジ というラインナップになります。
↓こんな感じです。とりあえず「MASDAGOLF」と入れてあります。
フェース面のアップです。
で、実際に芝の上から打ってみてどうだったかというと、とにかく止まる!止まる!
あまりといえばあまりなスピン。たぶん違反になっちゃうだろうな〜。
フェースを開いて鈍角にヘッドを入れてやると、ボールがフェースに食いつくのがわかります。ダイヤモンドカットのおかげで、地面に突っかかる心配もまるでなし! 安心してソールを滑らせられます。
ボールは低く飛び出して、1バウンド目で強烈に止まります。
1995年のマスターズで、ジャンボの低くて止まるアプローチショットにド肝を抜かれたウィングですが、このウェッジだと自分でも同じような「低くて止まるアプローチ」が打てちゃうんですから、道具の力は凄いですよね。
フェースを上から見るとこういう感じです
ソール形状はこんな感じ。
おそらく7月終わりには発売できると思いますが(価格は3万円代半ばぐらいになりそうです)、このサンプルはSW,AWそれぞれ15本ずつ作ったので、アイアンセットのおまけにしようかな、なんて考えてます。
これがアプローチウエッジです。
2005年06月21日(火) |
もう全米オープンの季節? しかも終わっちゃった? |
いや〜しばらくつぶやかないでいたら、もう全米オープンの季節でしたか。 月日の経つのは本当に早いものです。
そうそう、この前面白いことを聞きました。
歳をとればとるほど1年があっという間に過ぎる、といいますが、 なぜだか知ってますか?
あれは、「歳をとると記憶力が悪くなる」せいなんだそうです。
子供は記憶力がいいから、自分の身の回りに起こったことを全部覚えていて、そのために長く感じる、ということなんです。しかしおじさん(またはおばさん)になると、覚えていられる情報量が少ないために、1日、1ヶ月、1年を短く感じるらしいのです。
ホント、あっという間ですよね。もう今年も半分終わりそうですよ!
まあそんなわけで、全米オープンの感想です。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
全米オープンはタイガーの強さが印象的でした。 ああいうタフなコースなので、運が勝敗を左右しますが、 その中でも自力で優勝争いに食い込んだタイガーがはさすがです。
ボヤく並の選手を尻目に、クオリティの高い技術でコースを攻略し、最終的には2オーバーまで持ってきたのですから、あの試合を「タイガーが負けた」とはとても思えません。テレビで解説をしている人たちは気づいていないようですが、おそらくタイガーは円熟の域に到達しようとしてますよ。
キャンベルは実力者なので、勝ったのには驚きませんでしたが、彼が米ツアーで未勝利だったのは意外でした。
全米オープンを見ていて感じたのは、あのグリーン形状だと、球の高さで止める選手でないとキビしいな、ということでした。過去の優勝者を見ても、クラブをきれいに円運動させて、ボールをうまくフェースに乗せて運ぶタイプが勝っています。エルスにしろ、グーセンにしろ、そういうタイプですし、ペイン・スチュワート、コーリー・ペイビンもそうです。
ガツンとハードヒットするのではなく、リズムで球を上げるタイプが全米オープンには向いているのですね。(タイガーがガツンと打ちながら、しっかりボールをフェースに乗せてくるところが凄い!)
丸山選手は球を前に飛ばすタイプ。2バウンド目で止まるような球筋なので、ちょっと辛いですね。深堀選手も基本的には同じですが、意識的にフェースにボールを乗せるように打って、高さを出し、うまく対応していました。しかし本来の打ち方ではないので、4日間続けることはできなかった、ということだと思います。
日本人では今田竜二選手が最高位でしたが、彼はきれいな円で打ってきて、ボールをグリーンで跳ねさせないタイプの選手なので、当然といえば当然なのだと思います。でも同じタイプの片山選手(スイングは違いますけどね)はなんでダメだったんでしょう? まあ噛み合わなかったのかな。
それにしてもセントアンドリュースで行われる全英オープンでタイガーがどんなプレーをするのかいまから楽しみです。
またバンカーに入れずに勝っちゃうのかな?
ゴルフライター小林一人
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