長い間封印していたクリスマスソングを
聴いてみた。
封印というより、
聴きたいと思わなかったのよね。
なんか。
あんまり寒くないから気分盛り上がらないし。


１３年前の今ごろは、
いっぱい妄想しながら
ちょっと切ない気分で聴いていた。

あの人は
おしゃれな雰囲気の家に住んでいて
かわいい奥さんと子どもがいて
クリスマスにはプレゼントをあげたり
ケーキやいろんなご馳走がテーブルに並んでて
シックなツリーなんかも飾ってあったりして、
そりゃもう絵に描いたような
幸せな家庭を持っていて・・・。

そんな幸せに
私が入る余地なんてないのに、
それでも
想像することが楽しくてちょっと切なくて、
山下達郎のクリスマスソングが
心に滲みるわ・・・なんて思っていた。
（何回同じこと書いてるんだよ私。）

そういうのに飽きちゃったのか
そんなのただの妄想だしと冷めちゃったのか
単に曲に飽きちゃったのか、
まあ、そんな感じで。


でも、今夜はイブだし。
そう思って聴き始めたら・・・涙が出てきた！

今はもう、
あの人を思う気持ちも
曲に対する愛着も
ちょっと冷めちゃってるはずなのに、
あのころの記憶が、切ない気分が、
鮮明によみがえってきて・・・。

でも、当時、涙が出るほど切なかった？

いや、これは単に
懐かしすぎるから出た涙だろう。

私も年だな・・・。


あ。もう日付が変わっちゃった。

メリークリスマス！