待ちぼうけ日記。

2013年08月09日(金) ちょっとさかのぼるけど、『永遠の0』。

6月に、
百田尚樹さんの『永遠の0』を読んだ。


本を読んで涙が出たのは、
鼻水を垂らしたのは、
何年ぶりだろ?


主人公(?)の宮部さん(ゼロ戦のパイロット)、
人として男として格好良すぎる・・・。

どす黒く渦巻く暗雲の中から、
きらっと光る小さな美しいゼロ戦が姿を現したような。
とても重い内容けど、
心が洗われるような物語だった。

それと。
宮部さんだけでなく当時を生きた人々はみんな、
今を生きる私たちにとって
長い時を隔てた「向こう側の人々」ではなく
同じ人間。
私たちと地続きの普通の人々。
そんな当たり前のことに
私は今まで気づいていなかったかも・・・
と思った。


本屋大賞 に選ばれたときは
「ふうん」としか思わなかったけど、
読んで良かった。
この小説に出合えて良かった。

今年から終戦記念日には忘れずに黙祷しよう。
そして、
あんな絶望的な苦しみを
もう誰も背負うことのないように、
日本がおかしな方向に進んで行くことのないように、
国に税金を払っている私たちが
日本という国のメンバーである私たちが
ちゃんと声を上げないとね。
他人事じゃないもんね。


映画化されるのか・・・。
重い部分を丁寧に描いてほしいな・・・。


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