待ちぼうけ日記。

2013年07月20日(土) 読む気満々だったのにー。


7月になってから、
まだ1回しか会ってない・・・。


ま、でも、
1日だけでも会えたということは、
完全に9時出勤になってしまったわけではない
ということだと思うので、
気長に待ってればいいかなと思う。

そうだ。
今のうちに本を読んでおこう。
帰りの電車では寝てしまうことが多いから、
朝読めるときに読んでおかなくちゃね。

ということで、
司馬遼太郎の『王城の護衛者』を買った。
『八重の桜』では綾野剛が演じている
会津藩主 松平容保 の生涯。
本屋さんで「ないだろな。やっぱりアマゾンで買うしかないか」
と思いながら探していたら意外にもあった。
『八重の桜」効果かな。



朝の電車は読書タイムに・・・と思ったものの、
水〜金は子どもが高校の勉強合宿(?)で不在だったので
これは早く家を出られるチャンスだと思って、
金曜日、いつもより40分も早い電車に乗って
あの人の駅のホームで待ち伏せすることにした。


でもやっぱりあの人は現れなくて。

もっと早い電車に乗ってるのかな。
あと10分早く来れば会えたかも・・・
まあいいや。今日は諦めよう。
そう思って、
『王城の護衛者』を読みながら
いつも乗る電車が来るのを待っていた。


電車が来ますというアナウンスが聞こえた。
本に栞を挟んで立ち上がろうとした
ちょうどそのとき、
視界の 隅っこに
カーキグリーンとか
カーキベージュとか
カーキグレーとか
そういう感じの色が見えた。
その色の塊が、
見慣れた懐かしい動きで近づいて来る。

あの人だ。


電車にはあの人が先に乗った。

できれば隣に座りたい!
と思ったので、
あの人と同じ方向に進んで、
端っこに座ったあの人から30センチぐらい離れたところに座った。

金曜日の電車はとてもすいていて、
どこでも座りたい放題なのに
なんかミョーな位置に座ってしまった。
隣と言うには離れ過ぎ。
一人分あけていると言うには近過ぎ。

こんなにすいているのに隣に座るのは不自然だけど、
この位置なら、
混んできたときに自然にあの人の方に詰められる。

どっちにしても
あの人は私がどこに座ろうと気にしてないし
私も気にしなくていいんだけどね。

微妙な「隣」に座って
松平容保を読もうと思ったけど
ダメかも。集中できないかも。

せっかく読む気満々だったのにー。
せっかく本屋さんで買ったのにー。

なぜかいつもそうだ。
読む本がないときにはあの人にも会えなくて、
読みたい本があるとあの人が現れる。

これからは
あの人をおびき出すために
読みたい本を持ち歩くことにしよう。
なんちゃって。


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