2014年04月02日(水)...春

 そう云えば、何時の間にか、桜が嫌いでなくなって居ることに気付く。
 新しい訪れを自覚させられる薄紅色の花弁が憎いこそあれ、綺麗だとは到底思えもしなかった、あの頃。其の開花は新学期を連れ、廻る季節に落胆と焦燥を加えていた。

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