2009年01月16日(金)...午後

 きらきらと艶めく路面を足早に歩く。セーターに擦れる傷口が疼いて、小さく呟いた呪いが眼の前で白く融けた。四角い画面を睨んで十数時間、世界がちかちかと瞬いて酷く頭が痛い。片肘に乗せた上半身の重みが、紅く走る線を破ろうとするまでに圧迫する。其の痛みが心地良くて、自虐的或いは嗜虐的な気分にずぶずぶと埋もれたまま、指の先ひとつ動かす気になれない。
 死にたい死ねばいい、如何にでも為れ、が全身を食い破って、今にも戦慄きそうな精神を辛うじて紡いでいる。叫んで喚き散らして、壊して投げつけて、なかったことにして仕舞えば、全て楽になれるのだろうか。
 欲しくも無い道に横たわる障壁を乗り越えたいと思う程、明日を望んでいない。

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