2008年11月09日(日)...蜜

 夢を見た、のか、如何なのか、解らないけれど、笑って貰えた。世界が揺れて、戻らないまま、ふた月が過ぎた。相変わらず、煩く言葉が身体を貫き、原色を被ったかの様な禍々しい艶めきが押し寄せる。酷く痛む頭も、吐き気も、眩暈すら、もう、諦めに変わった。こんな未来を望んだ訳ではない、と、幾度叫んでも、戻らない。其のことに、苛立ちまた、傷を増やしゆく。眼を逸らしても、飛び込むイルミネーション、代替と不在が、罪悪感と虚無感になって此の身を苛んでいた。

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