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2015年12月28日(月) 覚書

俺の物差しで計った話しになってしまうんだけどさ
俺たちがやっていることは芸術なんだ。絵描きが想像で作った世界を筆と絵の具でキャンパスに描くように、想像で作った世界を楽器を使い音でCDやライブハウスでまき散らす。俺たちがやる音楽ってこういうことなんだ。だから正解もないし、好きでいてくれる人もそうでない人もいるはず。誰もが納得できる画を描けるかなんてわからないけど、自分が表現したいものをブレることなく届けたい。
けど人間はみんな育った環境も世代も違うから、音楽をする動機も違うし聞く動機も違う。そこに自分の正解を押し付ける気はない、だって違うんだから。

それを大前提で、ここからは「俺は」が文前に必ず入るんだけど、お酒ばっか飲むバンドマンが嫌いです。ライブ前にテキーラやらを煽り酒に飲まれてぐだぐだなライブしてへらへらしてる奴が嫌い。いいライブしてわーって酒飲むのは全然いいんだけどね。それでも酒に飲まれる奴はあんまり好きくないけど。俺の物差しで言えば、そんな状態で自分の表現したい音が表現できるのかって思うの。チケット代もらって、忙しい中お客さんに時間つくってもらって、ライブを見るのを楽しみにきたお客さんにただ酔っぱらって記憶もない中でするライブを見せるのってどうなのかなって。
もちろんそういう酔っぱらってる姿がかっこいいだとか、そういうバンドやその姿を見たいお客さんもいるんだろうけど。そういうバンドとはできることなら対バンしたくない。
あと「音」ではなく「人」を見せるライブも俺はそんな好きじゃない。V系も大半がそう。だから苦手。自分の好きな人がやっているバンドだから応援したいって気持ち、わかるけどさ。

ありがたいことに友達はとても増えました。慕ってくれる仲間もたくさんいます。けど音楽への考え方で共感できる仲間は一握りしかいない。嬉しいような寂しいような。俺の都合を振りかざす気はないからそれでいいんだけどね。
リムキャットがやっている音楽は本当にすばらしい芸術だと思ってます。それだけは揺るがず自信がある。正直本当にすばらしいと言えるか不安な時期もあったけれど、ずっと憧れていた先輩方やライブに来てくれるお客さんがそう言ってくれるから間違いないと確信できる。

そんなすばらしい環境で音楽をさせてもらえているけど、どうしても許せないバンドマン・関係者もいたりする。売れないバンドは全部ゴミだと見下す輩、自分の物差しで人をぶん殴り毎日毎日自分の正しさを誇示するのに本心では他人をこけおろす輩。悔しいことに「売れる」ということだけに焦点をあてランク付けした場合、俺たちは負けているのだ。負けている間に噛み付けはしないけど、食い殺してやろうとは思ってる。

ではここからが本題。(前置きの長さ!)
なぜ我々は売れていないのか。
リムキャット結成1年8ヶ月。
ここにきて真理にたどり着いた。

ボーカルが太っているからだ。

なんと。
それだ。
売れているバンドマンはみんな痩せている。俺はどうやら太っている。最近はみんな俺がデブであること前提で会話をしてくる。音楽に関係ない環境で出会った人に自分が音楽をしていることを伝えると
「そうなんですねー!ドラマーですか?」
と100%言われる。

自分の信じている音楽をもっと大勢に伝える為には痩せることが必要だと気づいた2015年の終わり。
今度こそ痩せます、すみませんでした。


1/14に主催やります、特に発表してないけど新曲のラフテイクとか来場者特典つけようかなと考えてます。当然その曲を軸としたライブになります。きてちょ。


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