森絵都さんの小説『みかづき』が佳境に。NHKのテレビ番組は最終回となりました。戦後の教育史を振り返り、子どもたちを取り巻く環境の変化を分かりやすく描いています。塾の視点からの子どもたちの姿、人間模様となっていました。「みかづきは欠けている。何かを求め、満ちよう満ちようとしている。満ちることのないみかづきのままでもいいじゃないか」心打つテーマでした。 そうやって考えると「坊ちゃん」「二十四の瞳」「人間の壁」「どぶ川学級」「兎の目」「金八先生」「熱中先生」「サンキュー先生」「女王の教室」そして「みかづき」、子どもたちや教師の時代を反映した群像が描かれていました。