森岡正博が「反出生主義者が親を恨むのは中途半端。ビッグバン以来ほんの少しでも出来事がずれていたら自分は生まれていないから、恨むのは親ではなく、全宇宙の歴史でなくてはならないはずだ」とほざいている。
反出生主義者は、もっと現実的な話をしている。 親に加えてビッグバン以来の全宇宙の歴史を恨んでも構わないが、妊娠の可能性を承知で交尾し、子どもが苦しむ可能性を承知で生んだ親の責任が免除されることはない。 全宇宙の歴史がどうであれ、親が意志を持って生み出さなければ子どもは生まれない。
森岡正博って、考え方が異なるとは言え、もっとまともな学者かと思っていた。 反出生主義者は現実的な社会のひどさや親の責任や子どもを生み出すことの害悪を話しているのに、それに対して宇宙を持ち出してくるような人間だとは思わなかった。 生の苦しみと向き合う人間を愚弄している。
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