「安易に子どもを作るな」はおかしい。 「よくよく考えて子どもを作る」はありえないのだから。 わざわざ子どもを作ってこんな世界に放り出すなんざ、安易でなければできないだろ。
家父長制やら世帯主制度やらにいきり立っている母親が親と子の権力関係の歪さを指摘されたら「仕方ないでしょ!」と逆ギレするのは頭がおかしすぎる。
「死んだら/生まれなかったら、楽しいことがないんだよ?」と言って生をごり押しする奴がいるが、死ねば、あるいは生まれなければ、楽しみのない不幸を背負う主体そのものがないので、楽しいことがないことの不都合は何もない。楽しいことがなくて嫌なのは、生きているからこそだ。
自分が虐待されて育ったので、自分も親になったら我が子を虐待してしまうのではないかと怯える→分かる だから自分は子どもは作らない→分かる 怯えながら妊娠→理解不能
生きることは平和ではない。 だから、他人を産んで、他人に生を強いてはいけない。
毎日むなしい。
死んだあとのことはどうでもいいと思いながら、死ぬ前に本音を洗いざらいぶちまけた遺書を書いておきたい、書かねば死ねないと考えている自己矛盾。
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