また明日。
DiaryINDEX|past|will
昨日の夜、彼と一緒に鑑賞。
すごく重いテーマで、見終わった後に気分が重くなるとさんざん聞かされてたけど 確かに重かったけど、想像していたよりも全然大丈夫でした。
ていうか、こういう重たい映画をまともに最後まで見せてしまう中島監督の力量に感心。 逆に命についてや集団心理の怖さをさらっと描きすぎるのも怖い気もするけど (あとHIVに関してもかな…。) 最近多い少年の犯す犯罪って、本当に母子関係が基礎になってるものが多いのかも… とかいろいろ考えさせられました。 原作も、映画もすごいですよね…。
問題提起っていう意味では、目的を十分果たした作品だと思うけど 一度メディアに流出してしまうと、見る人を選ばなくなるので これがどんな人にどんな影響を与えるか分からない…と思うと怖い映画です。 作り物で終わらせられない怖さがあるので…。
何気なくネタバレっぽいことを書きますが。
結局ただ少年を訴えるだけでは、本当に更生しないんだろうな。 最近の子供は心にもないことを普通にいえるし 少年法で守られてるから、死刑にはならないって 思いながら罪を重ねてるあたりが、更生の余地がないというか…。 でも未来ある少年の人生を潰していいのかというと、それもどうかと思うし…。
この話が現実だったとしたら っていうか、現実ではありえない話なんだけど きっと物語が終わってからが本当の物語の始まりのような気がします。 少年Aはもちろんのこと 復讐を終えた森口先生はどうなるんだろう? あれで救われるようなこともないだろうし、普通の人生が送れるようにも思えないし。
なんかいろんなところで考えがループして上手くまとまらないです。
出演陣の演技はすごかった…。 生徒役ももちろんだけど 松たか子、木村佳乃、岡田将生。素晴らしかったです。
|