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ただそこに居ること。 - 2018年12月28日(金)

もう年末になってしまった。早い。
二人目の子供が産まれてから妻が職場復帰して以降、
本当に時間が経つのが早い。
こんなことを書いてもほとんど意味が無いけれど。

***

さて、仕事は相変わらず。
それほど忙しくもなく、でも割と好きにやれている。
有難い限りだなと思う。
会社の規模的にも程良く、社内風土もゴリゴリの
体育会系でもなくかと言って陰湿でもなく、という
ちょうど良い感じなのが合っているのかもしれない。
まあ今の部署から移ればまた違うのかもしれないが。

家のこと。
なんかいろいろ調べたりしていて混乱気味で。
もう焦らず子供が小学校に上がる前までにどこかしら
決めればいいのかなと思うようになってきた。
色々見ていると今現在は不動産価格の高騰が異状で、
こんなバブル期のような状態はずっと続かない、と。
いつか価格が下がる時が来るなら焦って今買うことも
無いのかもしれないなぁというのがひとまずの結論。
何よりそんな高い買い物サッとできるほど余裕無い。

友人のこと。
疎遠になるタイミングって今なんだろうなぁと思う。
大学の頃から仲良くしている友人たちと、いよいよ
話が合わなくなってきた感じがする。
というのも彼らは独身で、私はというと今となっては
生活の中心が子供そして家族になっている。
会っても根本的に話が合わなくなっている。
かたや「キャリアアップのため」「TOEICのスコア」
「簿記の勉強」「転職して一部上場企業に」という
何とも意識の高い会話の一方で、私の頭の中では
「郊外と都心ではどっちが子育てしやすいかな」
「待機児童のみならず学童まで考えるとどうしよう」
「帰省にはマイカーが便利だけど維持費がきついな」
とかそんなことを考えている。
話なんて合うわけがない。

ただ、近日中に彼らとの忘年会を予定している。
会う機会を減らしていけば疎遠になるのだろうけれど、
ここは先輩面するのでも上から目線で接するのでもなく、
彼らのような独身時代を思い出しつつも、今の自分が
直面していることにいずれ彼らも経験するかもしれない
だからそれまで待とう、という気持ちでいる。
そりゃあ自分と同じように、結婚もして子供も持って、
という友人と会って話す方が断然気が楽だ。
でも、環境が違うことから学ぶ内容や刺激になることも
きっとあるはずだと信じて、飲み食いしよう。

***

何となくだけれど。親になって変わったこと。
正しくあろう、という気持ちは少し大きくなった。
半面、手を抜くことも受け入れられるようになってきた。

生活をしていると本当に上手くいかない。
仕事なら自分が多少無理したり頑張れば、周りの人の
支えもあって何とか結果が出たりもするけれど。
家庭は、なかなかそうはいかない。
部屋を掃除しても、片付けた傍から子供が散らかす。
朝なかなか起きてくれずにグズるグズる。
食事中も飽きたら投げ出して遊びだすわ食べこぼすわ。
お風呂だって、一緒のタイミングで自分も入れば、
自分の身体を洗うのなんか適当になってしまう。
何とか上手くやろうと思っても、ほとんど出来ない。
できて40点くらいだ。100点満点中。
でも、40点でもいいや、と思える。
残り60点は子供たちの笑顔とか、面白かったり可愛い、
そんな仕草や会話なんかで余裕で埋め合わせられる。
まあ現実に目をつぶっているとも言えるけれど・・。
だけど、それなりに、必死に生活できている。

「仕事」カテゴリのはずなのに、ほとんど仕事の
内容を書いていないな・・。
せっかくなので、もう一つ書いてみる。
仕事をするうえで気持ちの変化も少しあった。
良い意味で「会社にしがみつく」ということ。
まあそれは職場環境によるところが大きいけれども、
「もう少し頑張ってみるか」と思うようになった。
昔よりも辛抱強いというか、思うように結果が
出なくても、ただそこに居ること、それだけでも
大事なことじゃないかと思えるようになった。
何にせよ、お給料貰えて生活できているんだから
仕事は仕事で割り切っていけばいいじゃん、と。

逃げずに、ただそこに居ること。
戦わなくてもいい。ただ居ればいい。
それだけで良いんじゃないか、と思うようになった。
上手く言葉で言い表せないけれど、泥臭くたって、
失敗したって、恥かいたって、自分はここに居る。
この会社で、職場で、ここで、この仕事をしている。
そういう思いは、大分心を軽くしている、と感じた。

***

2018/12/29 05:48


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