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少しずつ開いていくこと。 - 2014年09月21日(日)

学生時代を過ごした街を旅してきました。

なかなか会うこともなかった人と会ってきたり、
観光地に行ってみて説法なんかを聞いてみたり、
大好きなアーティストのライブに行ってきたり、
普段できなかったことをやってきました。

そうやって、凝り固まった心を解すというわけ
じゃないけれど、少しでもラクになればと思い。

転職活動や資格試験の予定をびっしり入れようと
していた私に対して妻が言った。
「休みなんだから、少し休みなさい。
 どこか旅行でもして、何もしない日を過ごして」
最初は気乗りしなかった自分も、この街で、少し
心が軽くなってきたように感じることができた。

色々なものに触れ、また歩き出す気にもなれそう。

***

学習塾でアルバイトしていたときに知り合った
友人と再会して、語り合って気付いたこと。

人との付き合い方について、今の自分がどういう
スタンスで居るのかということ。
自分の立ち位置や接する相手との共感のレベル。
そして、彼と知り合った当初から、自分はあまり
変わっていないということ。というか、我々の
温度感は、当時からほとんど変わっていなくて、
それがむしろ心地良かった。

***

大学時代に同じ語学クラスを受講していたという
ただそれだけのきっかけだった友人と話したこと。

彼が営業として心がけている姿勢は、仕事以外の
何事にも応用できるようなものだと思った。
応用するというと仰々しいけれど、人と人とが
意思疎通をするにあたって大事なことだと思った。
こういう状況になったら、どう行動すべきかを
想定すること。相手が何を考えているか、何を
して欲しいのかを察知して、それに答える。
戦略的。今まで自分にはその発想が無かった。
「それは今まで人柄でしか勝負してなかった。
 だからこれからは、自分の強みやアピールの
 ために、そういう売り方もアリだと思う」
そう言った彼の言葉は、非常に説得力があった。

***

「心で受け入れること」
嫌なことや辛いことを忘れようとしてもできない、
そんなときには、それすらを忘れてみる。
どうしたって仕方ない。いっそリセットしてみる。

「自分の進むべき道を歩くこと」
一旦心を空っぽにして休んで、それから歩く。
自分で行くべき方向が決まったら、歩き出す。

「準備をすること、他人に感謝をすること」
腕を磨きつつ、心も磨いておく。感謝の気持ち。
相手があって初めての人間関係。あなたのおかげ。
他人にお世話にならないと、生活できない。
人は、持ちつ持たれつの関係。感謝すること。
そして感謝されるよう、相手にとっても気持ちが
良いことをしよう。

そのような教えを、今一度、自分の心に置く。

***

好きなものに触れると、心がふわっとラクになる。
街、香り、味、音楽・・。
何で好きなのか分からない。何となく好きだ。

そうやって今まで、そのようなものに支えられて、
時間を過ごしたり、色々なことを乗り越えたりして、
生きてきたんだなぁと思った。

素直になっていいかもしれない。

無理に「自分はこれが好きなんだ」と理由付けて、
そういった着飾ることをしなくても。
「やってみたいんだ」「興味があるだけだ」とか、
「ただ好きなんだ、理由は無い」って、そうやって
自分の心に素直になって生きるのも、悪くない。

そんな気がした。

***

また少し、無理しない程度に、がんばってみる。
そうして心が少しでも開いて、明るくなればいい。

あとやっぱり、自分はこの街が好き。この空気。

***

2014/09/22 08:41






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