公共心のこと。 - 2010年05月23日(日) 日曜日。 たっぷり寝て、まったり過ごした日です。 金魚の水槽の掃除もしました。 そう、金魚を飼ってるんです。3匹。もうそろそろ一年。 でもすごく大きく丈夫に成長してくれて嬉しい。 敷石をすべて綺麗に洗って、適度に水換えもしました。 水質環境も、少しは綺麗になってくれただろうか。 *** それはそうと、今日はちょっと感動することがありました。さっき。 これは書くべきかどうか少し迷いましたが、 別に書いたところで何処に悪い影響もないと思うし、書きます。 昨今。某県で畜産業を揺るがす大事件が起きていて。 それは連日報道されていることから分かるように、 感染症にかかった多数の牛や豚などの家畜が殺処分されている、 という、かなり規模・重大度ともに大きいもので。 実は、私の大学時代の友人で、この某県に就職をした人が居て。 この連日の報道とそこから伝えられる収まらない悪い状況が心配になって、 ちょっとこの友人に連絡をしてみた。 そうしたら、彼からこんなメールが返ってきた。 掻い摘んで紹介します。 「心配ありがとう。何とか無事にやっている。 (中略) 発生から一ヶ月以上必死の防疫作業にもかかわず拡大が止まらない。 先が全く見えないのがつらいけど、みんなで頑張るしかないね。 俺は週に一度現場へ行き、殺処分・埋却・消毒をしている。 特に、殺処分の現場は、言葉に出来ないほど壮絶で悲惨だ。 (中略) 平日は夜の10〜11時まで、発生後は土日どちらかは出勤してる。 だけど、それは県民のためだから大丈夫。 毎日帰宅後にニュースを見るけど、現場と温度差がある。 キー局のニュースや評論家のコメントにも事実誤認ばかり。 (中略) 俺たちは、こういうときに県民を守るために、 税金で食べさせてもらっていると思っているから、頑張るよ。」 正直、このメールを読んだとき、私はとても感動した。 実は、私の大学時代の友人(というか同じ学部の友人)には、 その専攻の学問と試験科目の領域が重なっていることから、 公務員を志す人が大勢居て、その中には、 「安定しているし、仕事が楽そうだから」 などという安易な理由で、そういった進路を希望している人も居た。 私はそういう人たちを内心軽蔑していて、 この今日メールをした彼も、地元で公務員になると聞いたとき、 どういう理由か知らなかったが、 「そんなに安定しているのが良いのかね」 と、恥ずかしながらそんなことを思っていた。 しかし、今回のメールで、 「県民のため」という言葉を使った彼は、 本当に、公共的な志を持って、 その職に就いたのだな、と感動した。 と同時に、一瞬たりとも彼を誤解していた自分を恥じ、反省した。 思うに、本当に彼のように公共心を持って、 地域や国のため、住民・国民のために公務の仕事をしている人が、 この世の中にどれだけ居るのだろうか。 きっと、そういう人が増えたのなら、この国は大丈夫だろうと思う。 まだ大丈夫。そうであるならば。 レベルの低い話で申し訳ないが、 やはり私には、まだまだそういった高尚な意識は持てない。 が、自分の出来ることを精一杯やり遂げて、幸せになる。 そういうのを実現させていく過程で、 いずれ周りの人やもっと自分と離れた関係ない人を幸せにしたり助けたり、 ひいては、世の中が便利になったり快適になれば、 もしくは、誰かの役に立てれば、それでいい。 きっと、働くことの本質や基本って、 そういう理念がしっかりあって、色々なことや柵がありながらも、 そこに沿って社会を作っていくことなんだろう、 なんて、ハンパな新人が生意気にも言ってみる。 そして最後にその友人は、こう冗談交じりに言っていた。 「こんな状況だからこそ、うちの県産ものの購入をよろしくお願いします」 よし、よし。私が出来ることは、それくらいのことかもしれないが、 それで状況に良い変化が起こるのなら、やってみよう。 こういうことが、たくさんみんな積み重なって良くなってくれたら良い。 それにしても今日は、良い刺激を貰った。 私も頑張ります。ありがとう。そして人生を楽しもう。どんな状況でも。 *** 2010/5/23 21:14 ...
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