用があってコンビニへ寄りました。 レジで支払いをしていた時。
ドサッ!
後方で物が落ちる音。 客は自分だけで店内も静かだったのでその音は随分と大きく響き 音がした途端、 「うわっ」 と声を出して驚いてしまいました。 そして思わず後方を確認。
なんだ・・・・・ カロリーメイトか。 床には棚から落ちたカロリーメイトが5〜6箱散らばってました。 『でもなんでイキナリ?』 とつい口に出てしまって。 「すみません、後で片付けますから」 とレジのお姉さん。
『いやいや・・・そうじゃなくって、こんな静かだと何でもないことでもちょっと怖く思えたりして。え?そこに誰か居るの?とかね。』 「そうですよねー。(身を乗り出して)意味不明の”何か”って怖いですよ!」 『お店で夜中なんかに誰も居ないのに、ピンポ〜ン♪とか鳴ったりしたら怖くないですか?・・・ってあ〜自分で言ってて背筋が寒くなっちゃったよ。』 「インターフォン・・・・・鳴るんですよ・・・・」 『え?な・・・鳴る?(ギク)』 「あ、ここじゃなくって家なんですけど。」 『ああ・・・・貴女の家?』 「ええ・・・・夜中に部屋のインターフォンが鳴るんです。」 『え?(ゾクリ)夜中・・って何時頃?』 「夜中の3時です。うちって突きあたりの部屋なんですけど・・・・鳴るんですよ。でも怖くて出られないんです」 浜崎あゆみ似の大きな目を一層大きく見開いて、マユをひそめ下唇を噛み締めながらそう語りました。 『夜中の3時ぃぃぃ?!こっ・・・怖っ!出ちゃダメだって!って言うか気をつけてね。最近は怖い事件が多発してるから!!』 「ええ・・・・怖くて、のぞき窓すら覗けません」
覗けないよね・・・・・。 向こう側に”なに”がいるのか・・・想像しただけでも背筋が凍りました。
ただでさえ寒かった昨夜。 身も心も凍りつきながら帰りました。
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