Now and Here
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2006年04月06日(木)

  習慣となりつつあるスクーリング。
講師の先生も、クラスの人も それなりに顔馴染みになってきました
おかげさんで、バカ話に花が咲きます(ヲィw

”寝たきりの人でも、 生活のリズムや気持ちのメリハリをつける為に
その人の好みに合った服を着替える。身だしなみを整える。”

今夜はそんな話。
ふと、既に他界した母親の事を思い出した。

母が癌になり、闘病している時 
その頃ご縁のあった男性が 母を気遣って見舞ってくれると申し出てくれた。
既に末期がんで先があまり無いというのもあって、
彼なりの配慮をしてくれたのだろう。

その旨を伝えると
「 こんな格好の時には 会いたくない。今度退院したら、会ってあげる。 」
にっこりと即答する我が母親。

自分としても、少なからず彼との将来を考えていたのだから
それなりに会って欲しかった。そして食い下がる。
が・・・敵も然(さ)るもの
「初体面の人と会うのに 寝巻きじゃイヤだ」
同性として、気持ちが解らないわけじゃなかったので
こちらも引くしかなかった

闘病しているから 体が思うように動けなくて、介助が必要だから
だから、どんな格好をしていてもいい。
だから、何も感じない。
これは無神経な人の考え方でしかない。

どんな状況に置かれていても、
羞恥心はあるし、見栄も欲もある。
色気だって おしゃれ心だってもちろんある。

そこに存在しているだけで、それだけで価値のある 尊厳のある人間。
当たり前の事だけど、うっかり忘れてしまいがちなことの一つ。

介護の現場の話を 専門家から聞いて。
過去に体験してきているはずなのに 
既に忘れてしまったことの あまりの多さに気がつく。
私の頭はサルなみなのかもしれなぃ(大汗
ボケるにはまだ早いし。
まだボケるわけにもいかないはずなんだけどねぇ(うーん




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