あたま
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競艇を見学
ふとした拍子に、江戸川競艇がアートミュージアムをやっていると知り、桑原弘明さんのスコープも展示されていると分かって興味津々。早速行ってきた。
結論からいうと非常にお勧め。 1000円で、ランチ(ちゃんとした日替わり定食)、特別観覧席(このチケットだけで通常は2000円)が付いてくる。 占いやアート作品のポストカードがついてきて大変な優遇。選手一覧が載っている分厚いポケット手帳もついてきたのはご愛嬌。
もちろん一緒に賭博用紙を渡され、向こうの意図はミエミエなので、あまり幅広く人には薦められないけれども。 (もちろん賭博はしなくてよい)
そこで手渡された競艇新聞が興味深かった。 選手の前レースまでの結果、体重などはもちろん、ボートの前回の使用者(ランダムで、使用するボートを決めるらしい)、その選手の成績までもが掲載されている。
羅列されている膨大な情報。 「これだけの情報があれば大丈夫(な気がする)」という、人が錯覚する暗い瞬間が透けてみえ、ぞっとする恐怖を覚える。
人はどれだけの情報があれば、100%でないものを信じることが出来るのだろう。はなから乗り気でない自分には「どんな情報が欲しいのか。言ったらやるから、はやく言え」と攻めたてられているように感じる。 何を見せられたら私は錯覚できるんだろう。 中高が宗教色のある学校だったためだろうか、「(論理的に)考える」と「信じる」の間にある深い溝が、いついつまでも興味深い。
CQ
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