時計の針が戻るなら
マサミ



 手を

繋いだの。
繋いだっていうより
手を握ったというほうが
正しいけど。



少し話しをした。
お互いの気持ちを整理するために。

Sさんは、やっぱり迷ってて
毎日毎日、答えの出ない考えを
一人で悩んでた。
って言ってた。


私も、今まで聞きにくかった事を
ちゃんと聞こうって思って
きちんと聞いた。



ショックな事も沢山言われたし
本音を聞かされて
嬉しい反面落ち込んだりした。


でも、わかった事は
私たちはお互いを
特別な人で、失いたくないって思ってるって事。

罪悪感でいっぱいになったし
忘れれるなら、忘れた方が楽だって、正直思った。


難しいけど
私の気持ちは変わらずだよ。
って伝えた。



家の前まで
いつもの様に車で送ってもらった。


Sさんは、突然手を出してきたから
私はその手を握った。

ギューって握ってたら
手を離したくなくなって
Sさんが、手を離そうとした時
私はギューって力を入れて強く握った。



Sさんは
「マサちゃん、マサちゃんの手から気持ちが伝わって来る気がして、切なくなる」

って言って
私の頭をポンポンしてくれた。





欲張っちゃいけない。
一緒にいられるだけで
幸せじゃん。






↑エンピツ投票ボタン
My追加







当分、デートはお休み。
少し、離れる事にした。


2008年11月18日(火)
初日 最新 目次


My追加