こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年06月19日(金) はしゃぎ過ぎた時間の後で


 私が彼の車の助手席に座るとすぐに、

 彼はその日のドライブプランを提案しました。

 それは私が行きたかった場所とほぼ一致していました。

 美味しいうに丼を食べたり、海が見える露天風呂に入ったり、

 岬の展望台からコバルトブルーの美しい海を眺めたりと

 とても楽しい時間を過ごしました。




 帰り道、私がある場所について日帰りでは無理かどうか聞きました。

 
 「そこは日帰りは勘弁してよ。

  でも、いずれそういう所も連れて行ってやるから。」


 「ほんと?お泊りで?^^」


 「俺が約束して連れて行かなかったことってないだろう?」


 「うん、そうですね。」


 「だから、いつとは聞かないように。^^

  いつか分からないけど、そのうち連れて行くから。」


 本当に彼が今まで約束してくれたことは全て叶えられていました。




 夕方の4時頃に市内のシティホテルにチェックインしました。

 私がドライブの途中で立ち寄ったお店で買ったチーズケーキを

 お部屋で食べました。

 先にシャワーを浴びてバスルームから出てきた彼は、

 服を着たままの私を強く抱き締めると、


 「ほら、早くしようよ。」


 と言ってキスをしました。




↑エンピツ投票ボタン

 きっとイベントが沢山のデートだったから、

 少し疲れていたのだと思います。




 夜はいつもの中華料理のお店へ出かけました。

 食事の途中で私が元カノの話を持ち出したことで、

 話題が気まずい方向へ流れ出しました。


 「どうしてそうやって過去を気にするの?」


 「だって気になるんだもん。」


 結局この時の会話を

 私はこの日二回目のベッドの後まで引きずってしまうのでした。

 とびきり楽しいドライブデートを演出してくれた彼に

 嫌な思いをさせてしまったのは私でした。




 ホテルに戻ってもう一度彼に抱かれた後、

 私は彼の言葉で気になっていたことについて尋ねました。


 「元カノのことを好きだった気持ちと今私を好きな気持ちの

  どっちが強いかなんて比べられないって言ってたでしょ。

  そしてそれを説明したくないって。

  今説明してってお願いしても駄目?」


 「どうしてそんなに理屈っぽいんだよ。」


 彼は苛立って言いました。


 「理沙子が一人で話を作ってるから会話にならないよ。」


 「今日のTさんの話だと

  元カノとは好きなまま別れたことになるみたいだから。

  前に聞いた時にはTさんが別れようと言った時点で

  関係はもう終わってたって言ってたのに。」


 「未練なんて全く無いんだよ。

  終わったらもうそれで終わりなんだ。」


 「もし、街でたまたま会ったら?」


 彼は片手をあげて、

  
 「やぁ、元気?ってただそれだけだよ。」


 私は彼の話を聞きながら、

 私が元カノに嫉妬しているのか同情しているのか、

 自分の気持ちが分かりませんでした。

 ただ彼の2年前の別れ話を聞いているうちに、

 私はいつか訪れるであろう別れの予感に怯えてしまうのでした。


 < 過去  INDEX  未来 >


理沙子

My追加