white twilight
日々形骸化していくもの

2008年10月24日(金) 無題

 
大地に堕ちて初めて心臓の音を聞いた鳥の死骸は
今もそこで風化せずに残っている



あれから8年
スタート地点にさえまだたどり着けない
自分の中の空白はどんどん大きくなる一方で
自分を憎み世界を拒んだ分だけ汚れてしまった

私は人の心が解からない
何故なら私には存在しないものだから
いくら人の心をコピーしても
ある一定の関係を境に無理が生じてくる
そしてまた気づけば同じ場所に立っている
繰り返し
繰り返し

いつまでこの地獄を繰り返せば良いのか
死んでも続くものなのか
私が一体どんな罪を犯したというのか
せめて納得できるだけの理由が欲しい
 


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高野 砂龍 [HOMEPAGE]

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