不用品 買取 家庭教師 celeste blue

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手縫い

2013年03月22日(金)

保育園の入園準備に日々追われています。
いちばん大変だったのが食事用タオル。
白地の温泉タオルを半分に折り、輪になったほうを縫い付けてゴムを通します。
ほかの園は既製品を販売しているらしいのですが、わが子たちが行く園は新設のためそのような案内はまったくなし。

実家からミシンを持ってきて縫おうかと思いましたが、見慣れぬミシンにわが子たちがイタズラしないはずがありません。
手縫いも考えましたが、そんな労力を使いたくありません。
友人が来たら、ひとり1枚縫って帰ってもらおうとか、義母に「孫のために縫ってよ〜」と笑いながらお願いしようとか、ネット通販で1枚数百円払って購入しようとか考えましたが、どれもイマイチ。

そうだ! 母に頼もう!

裁縫の得意な母。
喜んで縫ってくれるでしょう……。

「えーっ。そんなん肩がこる」

なんだかんだ言いながらも20枚、手縫いしてくれました。
もちろん私も母の隣で手縫いのお手伝い。

こんな風に母とわが子の入園準備をすすめていくなんて、誰が想像したんだろう……。

母のかたわら、妙に切ない気分になりました。

母と子、そして孫たち。
ありきたりの光景は、ホントはありきたりではなくて、特別なことだったんだな。

今日のこの日を、この瞬間を、いつまでも覚えておかなくちゃ。
そして、このことをいつかわが子たちに話して聞かせてあげなくちゃ。

その日がくるまで、すくすく育っておくれ。
そして、いつまでも長生きしていてください。
父のぶんまで。

おやすみ。

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celeste [MAIL] [アルバム「紺と碧」]

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