2008年09月25日(木)
80歳のおばあさんが、ケータイメールを使いこなしていました。 口腔癌で、コミュニケーション能力が低下している人。 必要にかられて、だったそうです。
私の母は、80歳よりはるかに若いけれど、ケータイメールを使おうとしません。 それどころか、ケータイ電話を使いこなそうとしません。 けっして機械音痴ではない母。 そして、新しいもの好き。 ケータイ写真は使いこなしていても、電話やメールは使いません。
なんでかな?
「ケータイメール、使う?」
母に訊ねたところ、かたくなに拒否されました。 電話はもう、こりごりだとのこと。
かつて、一家離散の寸前。 私も母も、電話ノイローゼになりかかっていました。 いえ、母はもう今から思うとノイローゼだったのだと思います。
あの「電話」のおそろしさ。 体験した人でなければわからない電話のなる音の「恐怖」。
母も、トラウマと闘っているんだ。
闘う、といっても、けっして乗り越えることはできないのでしょう。 でも、人生を長く生きることで、うすれていくことも、あるのでしょうか。
そんなふうに思う。 きょう。
おやすみ。
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