僕らが旅に出る理由
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横浜そごうに行ったら思いがけず絵本画家のミヒャエル・ゾーヴァ展をやっていたので見て来ました。 あ、違った。入ってない。グッズ売り場に行っただけだった(^_^;)
とても好きな絵があるんです。上に写真撮ってみた。 「エスターハージー王子の冒険」 というお話の挿し絵です。 今回も来てるみたいだったけど、別の場所でもう見たので。ポスターがないかなと思ってグッズ売り場には行ったんだけどポストカードしかなかった。orz
この絵が大好き。ヨーロッパらしいくすんだ色合いと、明るさと、濃い影と、沈滞した空気。
メランコリックな画風が特徴といわれるゾーヴァですが、暗くはないんです。 明るい。 でも孤独感がつきまとう。
この絵を見てると、ロンドン時代を思い出します。 どこにでも行けるけどどこに行けばいいのか分からない、そんな明るいけど八方塞がりという状態で、ぼんやりバスや列車に乗っていた日の事を。
会場で買った「エーリカ」という本も良かった。ゾーヴァの絵はそれ単体で非常に雄弁なので、お話の方がかえって期待外れだとやだなと思って(物語はいつも違う人が書いてます)だいぶ迷ったけど、大金出して買ってよかった。 ※失業中の身には大金という意味。
ただ、「エスターハージー王子の冒険」は、さすがに買えなかった。絵に対する思い入れが強いから。
表紙の装丁がまたイケてないのよね。あんなにも絵を殺すようなデザインってあるかしら。
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