Kの日記
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目が完全に冴えるか再び眠りへおちるか そんな揺らぎの瞬間に 強烈なスパイクボールが顔面にぶち当たるような イナビカリを見てしまったような感覚で
88歳まで 生きていて つらくなかっただろうか という疑問符が 思考回路に 残像を残して消えた。
昨年88歳で 一年間半 人工透析の末 亡くなった祖父は 私の誕生日に 天の川へのぼっていった。
宮崎へはいけず 大阪の20年使っている 撓んだぎしぎしうるさくなったベットの上で 私は最期のお別れも出来ずに いつものように過ごし 涙もながすことはなかった。
ただ いつもとちがったのは 私は 曾祖母に 祖母に 叔母 叔父 また 息を止めた人を 最期に見送ることが出来なかったと 冷たくなった人に触れたことがない自分ばかりを 一日中 悔やんでいたことくらいだ。
つらく なかったろうかと
イキテイテ まだまだ 死にそうになく イキテイクノニ イキスルコトが 今の私には 心底きつくて 苦しいのです
おじいさん 教えてください つらくは きつくは 苦しくは なかったですか。
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