自己肯定感について

2010年01月02日(土) 父は荷造り紐で首を吊った。

他人から見たら、行き詰まっているようでもまだまだ方法がある状況だと思えるのだけれど、本人には究極の選択をするしかないと映るのだと思う。
追い詰められる、というのはそういう状況。
そんな単純なことを理解するのに、どれだけの大きなものを失わなければならなかったか。

うつ病やその他の原因で、自殺する人が毎年約3万人いるという。
地方の小さな市の人口と同じくらいの人が死んでいく。
人生もまた戦場だということ。

人生とはなんなのか、おそらく誰にもわからないだろう。
ただ生まれて、生きて、死んでいく。
もっともらしい理屈のいろんな価値観に振り回されていくうちに、夢のように時間は過ぎ去る。
幸せは、心の内にある。水道の蛇口をひねれば水が出る。こんな幸せなことはないと思う。
わかってはいるけれど、それだけではいけないような洗脳を、僕らは受ける。
家族から、テレビから、社会から。



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猫目 虎三

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