生きることに意味を見出せないでいた。何もなければ、自殺しようと思っていた。結局、自殺したのは、僕ではなく父親だった。その何ヶ月か前に、父親から、祖母の死の原因が自殺だったことを告げられた。そういう話は、詳しくは聞けないもので。僕は、河合隼雄の本を読み、タウンページで見つけたカウンセリングに通い、そこで考えが少し変わった。