3ヶ月。 - 2008年07月09日(水) 友人のAと、久しぶりに少し、ゆっくり話すことができた。 Aのことを私は、尊敬して止まない。 自分の主観や感情で相手に言葉をぶつけるのではなく、 相手の話をじっくり聞いて、その相手に何が必要なのか、 どうしたらその人が救われて、生きやすくなるのかを慎重に判断して、言葉を選ぶ。 泣きながら話す私の話を、「聞く」に徹する時もある。 それは、私にとって「話を聞いてもらう」ことが大事だと彼女が判断した時。 また別の時には、一通り話を聞いた後で、生き方のヒントをくれる。 もっとも、彼女がこういう態度を示すのは、本当に大事な人に対してだけだけれど。 私は彼女に感謝をしているし、尊敬もしている。 それは明確に態度や行動に現れて、彼女は私がそれを言葉にしなくとも、しっかり理解してくれていると思う。 Aがいてくれなければ、私は本当に、今この世にいないかも知れない。 そんな時期を、支えてくれた重要な友人の1人なのだ。 この3ヶ月を振り返ると、本当に激動過ぎる日々で、毎日が濃密で、感情の変化に富んでいて、 本当に、まだ4月から3ヶ月しか経っていないの?と思わされる。 大きな環境の変化を数回経験し、これから環境の変化はいよいよ大きくなっていく今。 少し、この3ヶ月を振り返ってみた。 この3ヶ月は、きっと私にとってなくてはならないものだったと思う。 その当時は、「私は毎日を無駄に過ごしている」と、とても自分を責めていたし、 2ヶ月目には1ヶ月目を、3ヶ月目には1,2ヶ月目を振り返ったけれど、 「私はどうしてもっと思うように生きられないのだろう。」 「私は一歩も進んでいない。どうしたら変わっていけるんだろう。」と、 過ぎる時間に対して変わっていけない自分をもどかしく思っていた。 その中で、私は自分自身に驚かされることが多くあった。 悲しみや苦しさが頂点に達しながらも、人の心や立場に寄り添おうとした時、 私は外側に対してとても暴力的になって、自分自身でその力をどうすることもできなくて、 本当に愕然とした。 普段はとても穏やかなのに、どうして私はこの力をどうにもすることができなかったのだろうととても思った。 自分の理想とする生き方ができなかった時は、自分自身を全否定して、 自分に対してとても攻撃的になった。 悲しさや苦しさの事態の中にいることと、普段の生活、例えば学校であったり卒研であったり、 日々を普通に過ごすこととは全く関係ないのに、 極度の精神負担が身体的に出てしまって、家から出れない時があることも、私には受け入れられなかった。 そんな中でAが教えてくれたこと。 「まずは、自分の感情を素直に受け止めてあげないと、人の悲しみや苦しみを分かることはできないし、 自分の歪みとして出てしまう」こと。 「今分からないことは分からない。今出来ないことは出来ない。 そういうことを認めてあげた上で努力した方が、最初から否定するよりずっと伸びる」こと。 「他人の評価を気にするのではなく、まずは自分がどうしたくて行動するかを基準にした方が、 私は生きやすいのではないか」ということ。 沢山沢山ある中からこの言葉達を改めて取り出してみる。 そして、私は3ヶ月間の自分を改めて振り返ってみた。 私は、自分自身をあまりにも無視しすぎるし、 私は、自分自身をあまりにも否定しすぎるし、 私は、自分自身をあまりにも受け入れなさすぎる。 自分自身の感情すら、私は全く気付けないのだ。 限界を遥かに超えて、もうどうにもできなくなった時に、 それが力となって発散される時、私はようやく自分自身の限界を超えていることに気付く。 それは、多分、自分の感情を押し殺すことに慣れすぎて、 今やそうなるまで全く自分の感情に気付けなくなってしまったのだと思う。 体力的にも、私は限界が分からない。 あまりにも極端な生活をした後で、大きな疲労は大幅に増える睡眠時間になって表れる。 私はあまりにも、自分を退けてきていた。 私は「対人援助」に興味がある。 だけれども、「対人援助」は、まずは「自己覚知」をして、 自分をしっかりと受け止め、受け入れ、価値を認識することが前提となる。 そのことに、私はようやく気付いたのだ。 私はそこが、著しく欠落している。 そのことをAに話すと、Aは勉強のヒントをくれた。 Aは大学院生で、とても勤勉家であり、努力家であり、自分の担当教授に対して誠実な人でもある。 Aにヒントをもらって、 もう少し自分の中で整理をして、 それを卒業論文にすることを決めた。 その論文は、きっと私の大事な生き方の指針になる。 3ヶ月間、私は卒業論文から離れていて、書きたい内容もないまま執筆を決めていたけれど、 どうしても勉強したい内容も、執筆したい内容も見つかったし、 これは大事な1年の目標であり、課題でもあることだ。 色んな人にヒントをもらいながら、私は取り組んでいきたいと思う。 そのことに気付けたことは、今の私にとって一番の幸せ。 ...
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