★ 夏海のツボ ★

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2008年01月07日(月) 泣きなさい / 死なないでね

学校が始まり、笑顔で登校。
NORIの顔を見た途端に泣き出してしまい、
そのまま抱きついて号泣してしまいました。

その間中 NORIは抱きしめてくれて
ずっと ずっと「大丈夫 大丈夫」と頭をなでながら言ってくれました。

「泣きなさい。」
「泣ける間は 大丈夫だからね。」
「涙が出なくなった方が怖いんだよ。」
「だから 泣きたいだけ 泣きなさい。」


少し落ち着いたところで、「コーヒーでも飲む?」と聞かれて
「うん」と答えたところ、コーヒーを入れてくれて、
「ああ!猫舌だったね。」と言いながら、
フーフーしながらカップ2個を使って 冷ましてくれて、手渡してくれました。

こんな温かい優しさをくれたNORIに感謝しています。



お正月の一件以来、過緊張気味で、もしかしたら授業に影響するかも知れないと思い、MAP先生に話をしたいと思いました。
(授業中にパニックの発作が来そうになったら、席を立って外の空気を吸いに出たいなどを伝える為に。)
私にとって、授業よりも重要なことだったので、『遅刻』という扱いになったとしても良いと思っていたのですが、
お昼じゃだめ?と聞かれ、授業を優先...と言われたところで また涙が出てきました。
私が泣くとは思っていなかったので、MAP先生は焦り、「解ったから まぁ来なさい」と言ってくれ、二人で2時間ほど話をしました。

部屋に入り、何から話し始めようかと思い、まず
「こう見えても、私、メンタルクリニックに通ってるんです」と言ったところ、MAP先生は絶句しました。
「実はこう見えて、私、うつなんです。ってか、うつのお薬は飲んでいなくって、パニックの薬を飲んでるんですけどね」と言うと、
「ちょ、ちょ、ちょっと待って!うつと パニックは、違うものなの?」と質問されました。
うーん。理数系だわ。
やっぱり 冷静に話せるこの人が 担当教諭でよかった。

うつ病の話、パニックの話、過呼吸の話、
子供の頃の話や 蟹さんのところにいた話、以前の会社での話、
お正月の話、トラウマの話などをしたところ、
最後に言われました。

「死なないでね」

「大丈夫。それはもう卒業したから」と言ったら、安心した顔をして笑顔を見せてくれました。

死んだら終わりだから、死なない。
生きている時間以外は 死んでいるのだから、人間は死んでいる時間の方が長い。
今まで死んで生き返った人がいない以上、死んで楽になれる補償はないから、
死んでまで後悔したくないので、もう良いだろうと思えるまでは死なない。


そう説明すると、とても安心したようです。

「何もしてあげられないし、アドバイスもできないけれど 死なないでね」

そう言ってくれる人が また一人増えました。
私は 幸せ者だと思います。


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