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学校が始まり、笑顔で登校。 お正月の一件以来、過緊張気味で、もしかしたら授業に影響するかも知れないと思い、MAP先生に話をしたいと思いました。 (授業中にパニックの発作が来そうになったら、席を立って外の空気を吸いに出たいなどを伝える為に。) 私にとって、授業よりも重要なことだったので、『遅刻』という扱いになったとしても良いと思っていたのですが、 お昼じゃだめ?と聞かれ、授業を優先...と言われたところで また涙が出てきました。 私が泣くとは思っていなかったので、MAP先生は焦り、「解ったから まぁ来なさい」と言ってくれ、二人で2時間ほど話をしました。 部屋に入り、何から話し始めようかと思い、まず 「こう見えても、私、メンタルクリニックに通ってるんです」と言ったところ、MAP先生は絶句しました。 「実はこう見えて、私、うつなんです。ってか、うつのお薬は飲んでいなくって、パニックの薬を飲んでるんですけどね」と言うと、 「ちょ、ちょ、ちょっと待って!うつと パニックは、違うものなの?」と質問されました。 うーん。理数系だわ。 やっぱり 冷静に話せるこの人が 担当教諭でよかった。 うつ病の話、パニックの話、過呼吸の話、 子供の頃の話や 蟹さんのところにいた話、以前の会社での話、 お正月の話、トラウマの話などをしたところ、 最後に言われました。 「死なないでね」 「大丈夫。それはもう卒業したから」と言ったら、安心した顔をして笑顔を見せてくれました。 死んだら終わりだから、死なない。 生きている時間以外は 死んでいるのだから、人間は死んでいる時間の方が長い。 今まで死んで生き返った人がいない以上、死んで楽になれる補償はないから、 死んでまで後悔したくないので、もう良いだろうと思えるまでは死なない。 そう説明すると、とても安心したようです。 「何もしてあげられないし、アドバイスもできないけれど 死なないでね」 そう言ってくれる人が また一人増えました。 私は 幸せ者だと思います。
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