そこにある時間


「出逢うのが遅すぎた」

絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。


DiaryINDEX今までこれから


2008年05月15日(木) 8時半から18時まで

今日は朝は8時30分からとっちゃんと一緒にいた。


私は朝、まずいつもの喫茶店でアイスコーヒーを飲み、8時15分にとっちゃんとの待ち合わせ場所、いつもの場所へ向かった。

待っている間、昨日受け取った「水曜どうでしょう」のDVDを見ていた。

8時30分きっちりにやってきたとっちゃんは私の車に乗り込み、私は一路奈良へと車を走らせた。

途中コンビニでとっちゃんにスタバのラテとタバコを買おうと思い、車を駐車スペースにいれた途端、とっちゃんの携帯が鳴った。

しかしその電話の内容はとっちゃんだけでなく、私をもがっかりさせるものだった。


「なんか遊ぶ気がそがれた…」


そぅ言ったとっちゃんだったけど、私は黙って車を走らせた。

ほどなく映画館のある建物に到着。

まぁ10時前に到着したもんだから、映画館以外の建物はしまっていて、映画が始まる時間まで飲み物買ってタバコを吸いながら時間をつぶした。

回りからみたらとっちゃんと私ってどんな風に写ってるのかな?

なんておもったりした。

今回買ったMサイズのアイスコーヒー、二人で一つをわけわけして飲むことにしたんだけど、今更ながらなんだかドキドキした。

本当は「紀元前一万年前」という映画を見たかったけど、残念ながら上映時間が遅かったため断念。

選んだ映画は「相棒」。水谷豊さん主演の映画だったけど、これは前評判通りすばらしい内容の映画だった。

それだけではなく、とても大切なテーマを投げかけている映画だと思った。


「どうだった、映画?」 - わたし

「うん、よかった。面白かったし、考えさせられた」 - とっちゃん

「うん、ホント。大切なテーマがあったね」 - わたし

「忘れることも大事やけど、忘れたあかんこともあるからな」 - とっちゃん

「うん、ほんまやね」 - わたし


とっちゃんが楽しんでくれてよかったなぁ。

気づけば時刻は13時過ぎ。


「お腹減ったねぇ」 - わたし

「ほんまやなぁ、なんか食べよか」 − とっちゃん


ってことで、私ととっちゃんは函館市場、通称函市に向かった。

がぁぁぁ・・・。

回転寿司だってことは知ってます。

だけどありゃない。 

美味しい、美味しくないとかの話じゃなくて、お寿司が流れてこないんだもの。

2皿ほど食べて、とっちゃんが怒ってしまったから店を出ることにした。


そのあととっちゃんと一緒に、私の友達のお母さんのために数珠を作る目的で石を売っているお店に出向いた。


「俺が石選んでいる間は話しかけんといてな」 − とっちゃん

「うん、わかってるよ。大丈夫」 − わたし。


ちゃんと元気な石を選ばなきゃいけないからねぇ。


だからその間私は色々石を見たり、人を眺めて時間を過ごしていた。

ほどなく、とっちゃんに呼ばれ、友達のお母さんから預かったお金で石の料金を支払った。

合計5000円。 今回使用する石はラピスラズリ、水晶、桃色珊瑚などの8mm玉で全部で18粒。


石を買ってさっそく人気のない場所を選び車をとめ、作業にかかる。

私も力添え。

石を両手でもち邪気と呼ばれるものが入らないように気をつける。

とっちゃんは目的に合わせ石の配置を考えながら紐に石を通す。


きっとこんな風に私の数珠も作ってくれたんだろうなぁ。

と、とっちゃんが一言。


「お前のは俺の目いり。お前に何か起こる前に俺がなんとかできるようになってるから」 − とっちゃん


なんだか嬉しかったけどね。

その後コーヒーを飲むために「アンデス」と言う名前の喫茶店に入った。

とっちゃんからその時「あまり短い丈のシャツ着るな」と注意があった。

ただの友達だったらこんなの言わないぞ、と言われて、明日から逢うときはできるだけスカートはいて丈が十分あるシャツを着用しよって決めた。



時刻は15時過ぎ。

とっちゃんと私はまた同じ道をたどり奈良から大阪に戻った。

途中、とっちゃんが突然ローソンの駐車場に止まるように言ったから、煙草とスタバのラテを買い車にもどった。


「ちょっとエンジンとめて休憩しよう。お前も疲れたやろ。ありがとな」 − とっちゃん

とっちゃんはそう言いながら私がとっちゃんに買ってきたプチシューを美味しそうにほおばっていた。


そしてとっちゃんはどうやらお腹が大きくなって眠くなったのか、それとも安心してくれているのか、「すごく眠くなってきた」と言って椅子を倒し目をつぶった。

「俺が寝ている間に変なことするなよ(笑)」と言って目をつぶったとっちゃん。

まだ明るいから変なことしないからご安心ください(笑)

それにとっちゃんはちゃんと、「落ち着いたらまた〈あんな場所〉にはゆっくり行けるから、落ち着いたら行こうな」って言ってくれてるから焦らないし。

なはは。


私はとっちゃんの寝息を音楽に、静かに本を読んでいた。

途中目を覚ましては、「あぁ、まだ16時40分か」と時計を確認するとっちゃん。
そのたび私は、「大丈夫だから、ちゃんと起こすから、せめてゆっくり休んでね」と声をかける。

そしてまた安心して寝息を立てるとっちゃん。

今だけでも、短い時間だとしても安心して休んでほしいもの。


20分くらい後、とっちゃんは大きな伸びをして体勢を直した。

どうやら少しだけでも休めたようだ。



今日は朝8時半から18時くらいまで、なんとおよそ10時間にわたりとっちゃんと時間を過ごした。


嫌いな女や、どーでもいい人とこんなに時間を我慢して過ごせるほど心が器用ではないとっちゃん。


「不特定多数の女と関係を持つことは今はもうできない」と言ったとっちゃん。

だけど、〈そんな関係〉なとっちゃんと私。

とっちゃんの中で私はいったい、どんな位置にいるんだろうねぇ。


ま、とにかく。

明日もとっちゃんに逢える。

来週はどれくらい逢えるか分からない。


だけど、今週は毎日逢えていたのは事実。

それだけでもうれしいからいいんだ。



またね、とっちゃん!


Toっちゃん

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