舌の色はピンク
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2024年09月17日(火) |
泥んこマン憎し、誕生日、妻とデート |
5時起床。晴れ。 娘は6時あたりに起きて大泣き。 ずっと抱っこし続けろの要求が止まず、 それも立って抱っこでないと承知してくれない。 泣かせていると妻の安眠が妨げられる…ということで けっこうな時間抱っこしていた。 その合間合間でなんとか娘の朝食を準備。 ろくに食べてもらえなかった…。 諦めてアンマンパンを見せてみたらちょっと落ち着いたが、 よりによって泥んこマンみたいなキャラクターがアンパンマンの顔を泥だらけにする。 娘、悲壮。 あたらしいかお、あたらしいかお、と泣きそうな声で呟いていた。 泣かれてはかなわないと、僕もまた新しい顔を心待ちにしていた。 そしてジャムおじさん登場、工場に場面が移って、 ほらもう大丈夫だよー と僕も安心をうたったのだが 泥んこ野郎が工場を泥びたしにしやがって、いよいよ娘は絶望しだしていた。 ものの2分後には新しい顔への交換が達成されたからよかったが… 娘は あんぱんまん がんばえー と真剣だった。 僕も真剣に応援した。
妻を起こし朝ごはんが済んでも娘はまだ不機嫌で、 どうにか朝の家事は済ませられたけれど、 家を出る直前まで泣いていた。 自転車に乗せるとスンと落ち着いて、登園自体にも何も問題はなかった。
OKに寄って帰宅。 妻は化粧など身支度を済ませ、予定より10分近く遅れて9時半に出発。 久しぶりのデートなわけだがしょっぱなからつまずいた。 バスが来ない… 外は日陰は風もあり涼しげだったが蒸すは蒸す。 6,7分遅れで来たバスは満員で優先席に妻を座らせることもできなかった。 そして例によって環八前で止まる止まる。 荻窪駅到着は10時近くなった。 こっから地下鉄乗り継いでいくのも嫌気が差しそうだからと 総武線で代々木駅に向かった。 電車を降りる直前、前に立っていた男性の社会の窓が開いていたが、 イヤホンしていたので注意できなかった。 インネンつけたみたいになっちゃうからな…ごめんよ。
大江戸線への乗り換えはストレス。 とにかく深い。エスカレーターと徒歩と階段を強いられ全然着かない。 そして車両に乗ったら乗ったでうるさい。 会話もままならないが、これはひょっとすると、 会話相手に寄らざるをえないという環境上、 まだ進展していない男女仲が深まることもあるかもしれないなと思った。
六本木駅に着いてからはヒルズを経由して目当てのパン屋に向かった。 地図がえらいわかりづらい。 正確には、路上に設置された地図はいいのだが、 パン屋の位置を示すグーグルマップが最悪。 どうせ役立たずなんだからグーグルマップにするんじゃなかった。 暑さのもと妻を歩かせることになってしまい罪悪感。 しかし妻は明るく振る舞い、気を遣わせない態度で偉かった。 途中、公園で遊んでいたインターナショナル幼稚園の園児と思しき子たちが印象的だった。 なにしろ着ている服が良い。 それを着せて公園で遊ばせてしまうという…家庭の強さを感じた。
目当てのパン屋には駅から15分ほど歩いた時点でようやく着いた。 やたらに並んでいる。 店内には英語が飛び交いやかましい。 これろくな店じゃないなと思ったが、15分ほどで入れるというから待つことにした。 外のベンチは日陰でわりと涼しめ。 通行人が見慣れている人影でなくいかにも六本木という風情で楽しい。 白人と中国人が多い。 で着ている服が高め。 女性はやたらに肌の露出度が高い。 人間観察しながらだらだらと会話しているうちに呼ばれ店内へ。 注文システムがわかりづらい。 テイクアウトとイートインでレジが違うようなのだが テイクアウト用とされているパンを店内でも食べるつもりの我々は 果たして両方に並ばないとならないのかわからないし何の案内もない。 客もまばらに並んでいて「どうぞ適当に」という感じでストレス溜まる。 かなりアホみたいな店だがパンはうまそうだ。 結局ひとつのレジで会計できて、ランチのセットに加えてパンを3つ買った。 5900円。すげえ。 まあディナー代わりだからなとおごった。 これだけ取ってセルフなのもオドロキだが ドリンクは横でお受け取りくださいという案内に従ってみると 5分以上待たされたもんだからびっくりした。 ずっと立ちっぱで。 しかも番号も何もなく、どれが誰のものだか判然としない。 ほんとカスみたいなシステムだった。 よその国ではこれでいいのか知らんけどここ日本だしな。 そっからさらに待たされてようやくランチを受け取る。 僕は和牛炭火焼きハンバーガー、妻はエッグベネディクト。 これはどちらも美味かった。さすがにな。 こちらの付け合せにあったフライドポテトは衝撃だった。 太めとかいうレベルじゃなくほぼじゃがいもの形を保っているのに 味は完全にフライドポテトで外はカリカリ中はホクホク、 やたら美味かったから二人して感動した。 あとパンも二つは食べた。 あんバターのパンは文句なく美味かった。 クロワッサンショコラダマンドはお菓子のようでもったいなかった。 食べながら、妻にはこれから書こうという小説の話を聞いてもらった。 聞かせたところでどうということもないのだがこちらは満足する。 今日は誕生日だから付き合わせた。妻も良い聞き手になってくれていた。
食べ終わってからはヒルズへ。 3,4階のショッピングフロアをだらだらと歩き、毒づき、 地下2階の子供向け店舗がかたまるエリアへと向かった。 やたらと歩かせよう迷わせようとする不親切な案内にまたストレスがたまった。 だが地下二階のおやこ休憩室はよくできていた。 見学がてら、他に人もいなかったし妻を休ませるのに使わせてもらったのだが、 これは子どもも退屈することないだろう。 肝心の店舗の方も良かった。 FITHという店に展示されていた服がいずれも好みに合致して、二人して絶賛しあった。 価格帯は高めで、軒並み2万円はする。 ふんぱつして買ってやらんでもない…という額だが 結局普段使いしない子どものおしゃれ服は着せる機会がそうなく 2,3回着ておしまいとなりがりだから悩ましい。 聞けば新宿伊勢丹にも店舗があるらしい。 機会があったらそちらにも行ってみようということにした。 続いてボーネルンドやらの玩具店では高級そうな色付き粘土を買い、 他の子供服店を見るだけ見てヒルズは退散。 ミッドタウンへと向かった。 日向に出た途端どっと汗をかく暑さ。 妻はへとへととしていたがナントカたどり着いて即地下へ。 どこでもいいからとカフェに席を取りアイスティーだけ買って妻に飲ませた。 ミッドタウンの客層はヒルズと随分違う。 もう見慣れた人々という感じ。 カフェを出てからは上の階に上がって行っていろんな店舗を物色。 店の並びがあんまり変わっておらず懐かしい。 だが当時とは物色の目線が違ってきてるから面白かった。 妻は15分おきに休んでいた。 ミッドタウンはベンチがそこかしこにあって助かった。 案内もわかりやすくヒルズとはえらい違いだ。 買い物の最後はおしゃれ寝具店。 ここのブランドによる娘用のタオルケットの質感を妻は気に入っていて、 自分用にも大きめのサイズが欲しいとかねてからねらっていたのだ。 たまたま店舗に遭遇したことで機運を得たとばかり、 4ヶ月遅れの誕生日プレゼント扱いで買ってやった。 自分の誕生日に妻への誕生日プレゼントを買うことになるとは思わなかったが…
まだ16時だから時間には余裕がある。 せっかくだからさっき紹介してもらった店舗に行きがてら ダイソーのハイブランドみたいな店に行こうと新宿へ向かうことに。 よく体力が持つものだと感心した。 新宿駅はさすがの汚さとうるささ。 アルタ前ではよくここで人と待ち合わせたなと感慨深いきもちになった。 喫煙所のあったことが信じられないねと妻はひとりごちた。 目当ての店はアルタに入って即あった。 300円から1000円という価格帯で生活雑貨が揃っている。 そんなに惹かれるものはなかったが妻は折りたためるバケツとファイルケースを買った。 というか僕が買ってやった。 店を出てから伊勢丹に向かう途中で椿屋珈琲店に入り休憩。 チョコレートケーキをおごってもらった。 プラリネが強く、せっかくのチョコレートがややなりを潜めてしまっていた。 でも美味しい。
伊勢丹は6階が子供向けフロアでもう慣れたものだった。 目当てのFITHは、六本木とはえらい違いだった。 よく見れば並んでいる服はそう変わりないのに、 展示のしかたから調光の具合などによってこちらは凡百の店そのもの。 まったく惹かれない。 はあ、へえ、ほおんと妻とつぶやき合って退散。 残り時間でまだ子供服を見て回った。 なにしろ、娘への物はちょっとは買えたが、 本来買ってやりたかった二子への服などはまだ一切買えていない。 だが僕としては、こんなものもあるのかと知れただけでも良かったと納得できていた。 妻は最後にB型ベビーカーを実際に持ってみるテストをしていた。 6kgというがやけに重くは感じた。 妻が片手で持つには苦労するだろう。 そして折りたたみの開閉を、店員さんは難なく片手でやり遂げていたが 我々はいっこうにできず笑った。
今日は保育園のお迎えとその後の世話を義母に任せる手筈で、 連絡の上では滞りないようで安心した。 予定していた通り18時頃帰宅するつもりで新宿を去り、丸ノ内線で荻窪へ。 今日一日を振り返って、せっかく娘なしのお出かけだったのに、 結局いたねえと妻は笑った。 たしかにいた。 ずっと意識の上に…というか背後にのしかかるようにいた。 また二人で出かけたいね、今度は美術館とかと妻は言う。 だが臨月、出産、産褥期とあって二子の世話が始まったらもうそんな機会はもちにくいだろう。 ただ家族旅行なら、僕の育休期間が切れる直前に、 どうにか4人で行けるかもしれないという話はした。 二子が首すわってるかどうかと妻の体調の復帰が肝となる。
バスで最寄り停留所に着いたのが18時手前。 ほんのすこしだけのつもりで大宮前体育館の敷地に座り 妻と空を眺めた。 これからもよろしくと言い合って帰宅。 娘はハイテンションで おかーいー! と出迎えてくれた。 義母が言うには娘はイイコしていたらしい。 再三礼を述べ、玄関で見送る際に家族写真を撮ってもらった。 僕はとりあえず風呂をたいて荷物を整理し洗濯物取り込んで娘と入浴。 保湿着替えさせて、夕飯のタラちりを調理。 誕生日だろうが堅実に調理して偉いぜ。 娘はろくに食べてくれなかったが食後遊ばせながら 僕が口に運ぶのを繰り返し完食。 20時からあやしてしっかり笑ってもらい、 妻がハッピーバースデイの歌を歌わせると、 たどたどしいながらも歌ってくれた。 娘の方から も一回 も一回 と繰り返させて、 妻と娘の歌声を聞いているとすごい幸せな気分にひたれた。
20時半寝室。 3人でいつも通りベッドに横並びになり、妻は10分ほどで風呂へ。 僕は娘の寝息を聞きながらTwitterに誕生日の旨をツイートしてみた。 ぽこぽこ通知音が鳴って嬉しかった。
原神はキイニチが祈願に登場。 妻に試さすも20連では引けず。 螺旋をクリアしきってどうにかもう10連分都合して、 ここでようやく引いてもらえた。 思った以上にスキルが楽しい。
だら、だらと二人してゲームして、 22時を過ぎてから荷物整理などをまたした。 でどうやら僕がせっかく買ったファイルケースを紛失してしまったらしいことが判明。 300円とはいえ… 300円… 惜しい… けっこうへこんだ。
掃除など済ませて明日の準備して23時半寝室。 民話読み聞かせて0時過ぎ就寝。
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