舌の色はピンク
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2024年08月18日(日) コミティア149、漫画の残骸処分

6時起床。晴れ。
目覚めはよく、朝支度もつつがなく、好調な朝だった…
はずが、娘は起きぬけに泣いた。
ベッドから抱っこした時点で泣いてしまい、今ではジタバタ泣き。
ほらお父ちゃんだよ大丈夫だよ、と言ってやると、
とーとチガウ!と言ってのけたので驚いた。
泣いているときにちゃんと反論できるようになったのだ。
それではとアンパンマンの絵本を差し出すと、
アンパンマンチガウ!と投げてしまった。
で抱っこすると泣き止んで、1分ほどで降ろしたら元通りに。
そして絵本棚に歩いていって、
アッ、アンパンマンや!
と指差してたから笑った。

飯食わせて飯食って洗濯物干して、並行して今日の準備を整えていった。
今日は午後から雨が降るかもしれないらしく、
警戒して家を出る直前に部屋干しに切り替えた。
まあ30分でも外干しできたならな。悪くない。
かんぺきに準備を整えたうえで、8時50分に家を出た。
バスで荻窪、中央線で新宿、りんかい線で東京国際展示場へ。
道中は汗拭きシートの世話になった。
すんなり会場には着いて、ブース設営も滞りなく済んだ。
今回は机の前面に過去4回分のサークルカットを
それぞれA3出力した用紙を張り付けている。
視認性は悪くない。
お隣さんは、左隣が50代の男性で、右隣の方は昼過ぎまで来なかった。
11時に開場するとものの数分でシリーズセット買いが発生して嬉しかった。
Twitterやpixivを見回っていて目についたそうだ。
宣伝の甲斐あった…
それから20分ほどで今度は新刊が売れた。
新刊と無料本持ってったから恐らくは初めてのお客さんなのだが、
完結編だけ読んでもわけわからないだろうし、ちゃんと一言添えるべきだったと後悔した。
その15分後には本編が売れ、またその15分後にはシリーズが、
その15分後には本編が売れた。
コンスタントに買えてもらえて心明るく過ごせた。
今回は声掛けを頑張りすぎず、そこそこの時間小説読んでた。
名探偵のはらわた。面白い。
周囲はとくになんということもなく、目立つトラブルもなかった。
右隣の方は女性で、挨拶はドーモくらいで互いに済ませてしまった。
13時半ごろにはスタッフの腕章をつけた男性がシリーズ買い。
20分後に本編が売れた。
本編のみがカラーだからか、ほとんどの人が立ち読みでこれを読む。
新刊はずっと絵が上達しているのに…でも仕方ない…でも…と歯噛み。
その5分後にはまたシリーズ買い。
さらに続いて、立ち読みもなくエッチングとミスマッチと新刊が売れた。
これはリピーターなのだろうと思われた。
14時14時分に現れた男性は、立ち読みしつつちょっと話もした。
「性格悪いって、……限界まで描いてみた感じですか?」
「自分なりに考え抜いてみました。
あまり描かれてきてない方面を描いてみたいと思って、
他の人の考えるそれとは違ってるかもしれませんが」
などという会話の末、シリーズ買いしてくださった。
そしてこの客を最後に、ちらほら立ち読みや無料本受け取りはあったものの、
お買い上げは途絶えてしまった。
今回は売れ行きが過去一番良かった。
本編が3冊、エッチングとミスマッチが1冊、メッセージが2冊、
セットが5だから20冊分ということで、計26冊。
買ってくれたのは全員男性。
それもほとんど僕より年上だったんじゃないか。わかんのかなはなはだ不安。
そもそも女性客があんまり通る島ではなかった。
そしてお客さんとのコミュニケーションがほとんどなかった。
これは寂しい。
売れ行きはあってもそちらがなければあまり昂れない。
あとはよくも悪くもトラブルがなかった。
これといって振り返ることがほとんどない。
外人さん…白人客のマナーがえらいよかったのは印象深い。
どの人も丁寧に本を取り、それ以上に丁寧に戻す。
必ずアリガトウゴザイマスと言っていた。
あと向かいのサークルさんが席後ろに立てていたA1ポスターが、
撤収時に判明したことにはA3四枚をくみあわせたもので、
まあそれはいいのだけどちょうど真ん中にキャラクターの顔があるために
紙と紙の境界に線が走ってしまいかねないところを、
左下の紙に描かれたキャラクターの頭部を切り抜いて貼り付けることによって攻略していた。
これには感服した。

16時閉場。
何事もなく終わった。
しゅくしゅくと撤収して妻に電話。
さしたるトラブルはなかったようで安心した。
こちらの売れ行きを祝ってくれて嬉しかった。
帰りの電車はいつもなぜか座れる。
体力を余した状態で帰れるのはありがたい。
乗り継ぎもうまくいき、帰宅は17時半となった。
なにはさておき風呂に入った。
娘は妻が入れておいてくれたようなので僕は悠々と浸からせてもらった。
入浴後は妻を休ませて、僕は娘を見ながら夕飯調理。
なんだかえらいテンションが高く、
ものすごく楽しそうに歌ったり踊ったり突撃したりしてきて可愛いかった。
豚しゃぶはやや薄めの味となった。ポン酢がなかったのだ。
それでも今日一日まともに飯を食っていなかったからほっとする。
食後はやはり機嫌のいい娘を存分にあやした。
ガシィッと掴んだり行く手を阻んだりぎゅっとしてやると大笑いして、
もっかい、もっかい、と何度でもせっついてくる。
20時を過ぎてからは照明を落とし、おままごとセットでお茶を振る舞ってもらい、
20時半に寝室へ。
みんな一緒、が最近のかけ声となっている。
寝室では妻とダラダラ雑談。
僕がようやっと漫画から開放されたということで、
時間を気にしない雑談が嬉しいらしかったが、21時には居間へ。
僕は今日の荷物の整理、在庫の整理を進めていった。
並行して、紙類の処分もした。
これまで1年半で描いてきた漫画の残骸だ。
やはり思い出深く、見返してると頑張ってきた日々に感じ入った。
とくにネームが最も感興をそそる。これについては残すことにした。

Twitterには在庫分欲しい人はDMをという意味の文を投稿しておいた。
するとフォロワーの、おそらくいい大学で人文科学を研究している院生さんが反応してくださった。
丁寧な文面のなかに知徳溢れる言葉うんぬんとい褒め称えがあり恐縮した。
喜んで作品を送りたいところだが返信には悩んだ。
あまりに久しぶりなのだ、知らない人とのこういうやり取りが。
また、本の受け渡しについても決め兼ねていた。
過去のツイートから、おそらくは荻窪にゆかりのある方だからと認識している。
住所を聞くよりは、駅で待ち合わせて本と金のやり取りを一瞬で済ませるほうが互いにいいんじゃないか、
とかなんとか考えて、案を提出して返信を待つことにした。

23時から寝支度。シンク掃除や掃除機がけなどをして、
紙類ふくむ大量のゴミを整理、明日の準備も済ませて0時前寝室。
民話読み聞かせて0時半就寝。


れどれ |MAIL