舌の色はピンク
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2022年01月04日(火) 米中論、市場原理、内面の自由

お休み最終日。晴れ。
寝坊して9時過ぎに起床。
朝ごはんだけ食べてスーパーに繰り出すつもりが、
物価上昇のニュースを見たばかりに夫婦で議論となった。
僕は市場経済型社会の成り行きを訴えた。
中国における自由の制限は必ずしも悪しきものでもなく、
また独裁政治と呼びならわす危険性について論じた。
例えば他国における徴兵制にしてみても、
現状日本に住まう身からしてみれば、
いざとなれば戦場に駆り出される、
それでなくとも時間が浪費させられる点において、
御免こうむるという実感がある、
それは大多数の意見であるとも思われるが、
その国における地理的条件、歴史、国際情勢といった
諸々の条件のもとにおいては、「仕方ない」となるだろう。
だから他国の政情を語る際には、その国においての条件を
一通り踏まえた上で批評するべきなのだが、
日本の尺度をもってして善し悪しを語っている場合が多い。
明らかな悪が見えたとしても
近視眼的に善悪を裁定すべきではない。
また報道の偏向もあるし、そもそもアメリカ型の市場原理主義、
資本主義社会に最適化された民主主義の価値観で
物事を判定しようとする目線自体が被洗脳的であるのに、
中国や北朝鮮を見て
「この人たち洗脳されちゃってる」
と軽々しくコメントするのはかなり危うい。
それでもかわいそうな人はかわいそうだ、
と慈悲的な感情つつかれる問題についても、
それは一面的な見方に過ぎず、
ある秩序のためには必要悪として肯定されうる。
また、被害者や弱者に寄り添いたい心持ちと、
加害者や強者を糾弾したい心持ちとは弁別すべきであるし、
「何にしたっておかしいよ」
と述べてしまう感覚自体がおかしいのだと疑え、
そんな意見をあーだーこーだ述べた。
僕からすれば
内面の自由が何より大事だが、
外面的な自由を得ようとすると
それは植え付けられた幸福論…
健康でなければならない、結婚すべき、
金はもっておけ、趣味を謳歌しろ、…
に根差している場合が多く、
これは内面の自由を侵しがちであるから、
ホドホドでいい。
内面の自由の方も、
徹底すると山奥の仙人が理想像となってしまうが、
そこまでは求めない。ホドホドでいい。
バランスなのだ。
今は外面的自由が暴走している。

もろもろ省いて結論だけを言えば、
文学っていいぞ、
この一言に尽きるんだと言って締めようとしたが、
その文学が規制されたりするんじゃんと妻が笑うから、
規制対象となるのはあくまで出版物であって、
それこそまさに市場的な目線でしかモノを見ていない、
と話を続けることになってしまった。
妻は表現規制を何より嫌う。
それは表現を大事にしている層にとって当然の姿勢とも取れるが、
僕からすれば表現をなめている。
焚書されたってなんだって表現は生き抜く。
砂にだって絵は描けるし
耳元に囁いたって物語は語れる。
市場と作品とはあまり強固に結びつけられてしまって
表現というものがやたらと肥大化しているが
僕はもっと原始的な表現にこそその価値が認められるはずだと信じている。


1日に訪れた友人の弟からLINEが入った。
家に訪れた際には丁度風呂に入っていて挨拶できなかったが、
渡したパンデピスを食したらしく、その礼を兼ねてのメッセージだった。
感想がほとんどスパイスについて。
そういえばコイツは元々ラーメン屋になりかけていたのを
挫折したのかなんかのか方向転換して
グリーンカレー専門店を開こうとしていて
折悪しくコロナの流行が始まってしまったから
その計画は頓挫しているようだけれど
ことスパイスについてはかなりの専門家なのだ。
パンデピスは見た目がいいから何人もにあげてきてるけど
こうやってスパイスについて語ってきた相手は初めてだから面白かった。

今日は行くつもりだった温泉を諦めた。
コロナの心配が増してきているのと
なかなかお休み最終日ゆっくりできそうにないので。

随分遅れてOKストアへ。
ついでに寄るつもりだった図書館は今日まで休館だった。
しっかりお休みください。

帰宅後は焼きおにぎりの準備。
あと昨日の客から頂戴した出来合いのお出汁でお吸い物。
どちらもンーー美味い。

食後、映画。プレイタイム。この前寝ちゃったやつ。
面白い。
画面全体にピントが合っていて
画面のどこを見ていても
ずーっと何かしら動いている、何か起きている。
これだけ群像を描いた映画ってないんじゃないか。
誰が何をしたっていう筋がない映画はたくさんあるけれど
誰かが何かを延々し続けている映画っていうのか
それもひっきりなしに
その何かにもアイデアがあって面白いし
レストランでの狂騒的な描写はあれ見たかった映像の一つなんだよな。
DVD欲しいな。
バックグラウンドに垂れ流しておける。
全編にわたって言うなればノイズみたいなもんだし。

そっからちょろっと原神やって、テレビに戻したらハムナプトラやってた。
見るともなく見る。
妻はずっと革細工を…トンカチを隣でガンガン叩いていた。
ちょうどその頃に義父からLINEのメッセージ。
来週か再来週に広島へ行き、
義母の去年亡くなった母の仏前に挨拶しにいくとのお報せだ。
これに妻が怒っていた。
人の気持ちを考えていない、
今さら誰になんの挨拶があるのか、
結局自分のことしか考えていない、
そういった怒りだった。
僕はこれに対して、義父だって感情のある人間なのだから
そちらにも配慮した解決法が必要だろうという話をして、
そっからさらに家制度と血縁関係がどうのといって
レヴィナスの親子論についてもちょっと触れて

TSUTAYAへDVDを返しに行って
肉屋に行って財布を持ってき忘れたことに気づいて
一度家に帰って本日2回目のOKストアに行った。
ひき肉に加えてみりんと醤油などを買った。

帰ってから妻のリクエストに応じて
ぜんざいを作った。
作ったといってもほぼ出来合い。
小豆汁をあったまめて、焼いた餅を切って入れた。
そこで気づいたが僕はぜんざいを食べたことがない。
というかお汁粉も知らない。
味はわかる。あんこだから見当はつく。
しかし形がなんとなくしかわからない。
まあこんなもんだろというつもりで見た目整えてみたが
まずは器が違うと批判された。
味噌汁椀でいいようだった。
味もイマイチ。
餅も焼きが足りなかったようで固かった。
来年はちゃんと作ってみるか。
「そういえば、家庭によってはぜんざいに、塩入れたりするんだって」
「ウン、僕が調べたレシピでも大抵は入れてたな」
「ほんとに? 私、甘いものに入れる塩って邪道だと思うんだよ」
「君が美味しがってるタルト生地には必ず入ってるよ」
「エッ!」
「タルトでも、チョコレートケーキでも…。
こっくりと味が際立つからね。レシピの時点でそうなってる」
「まじか…」
「そのおぜんざいも、塩入れたら美味しくなると思うよ。試しておく?」
「試す」
結局それなりに美味しくなった。


妻は今日は一日中革細工。
その合間に漫画を読んでいた。
37.5度の涙。病児保育を題材にしたCheeseの作品。
この先始まる子育ての日々を先取りして
読むだけで疲れるものかと思われたが
今のところは楽しんで読んでいる。
まだ他人事として読めるものらしい。

作業中はとにかく夫に近くにいてほしいようで、
そうなると僕ができる行動が限られてくる。
そういえばとYoutubeで
ODD TAXIのオーディオドラマを垂れ流してやった。
5分が13話分。
ウーンようできてる。
劇場版というのが
アニメ本編の再編集版であり
最終回のその後も描写しているとのことだけど
公開した頃には脚本の様々を忘れてるだろうな。
多分見るとしたらレンタル始まってからだし、
そのときにわざわざ本編を通して見直しもしないだろうし。


夕飯はキーマカレー。
ピーマン、玉ねぎ、にんじん、エリンギを延々みじん切り。
だけど今回は初めて、
ハンドブレンダーでのみじん切りを試してみることにした。
あまり具合は良くなかった。
玉ねぎは1玉が入らない。半量ずつとなる。
これをチョッパーで切り刻む。
すると細かく切れている部分と、まだ切れていない部分とが出てくる。
十分切り刻もうとすると、今度は刻まれすぎた部分が多くなって、
おろしたみたいな仕上がりになった。
だからもっと少ない量で、ちょっとずつ入れていく必要がある。
となると、あらかじめかなり刻んでから投入していくわけで、
それだったらはじめっからみじん切りにしても手間はあまり変わらない。
結果は包丁みじん切りの方が良さそうだし。
だいいち、先日のタクシー運転手のナビ依存でもそうだが、
あんまり便利用品に頼ってるとザコになる。
バナナをジュースにするのとは違って、
包丁で十分できるのだから手でやった方が何かといい。
ただ今回はテストを兼ねてはいたので、
続いてニンジンとピーマンとエリンギも刻ませてみた。
いずれも玉ねぎより水分量が低いから
刻みすぎてもあまり問題はない。
そして確かに、賽の目より細かく刻んではくれる。一瞬で。
使いみちはあるのだ、きっと。
ほとんどないけど…。

そうして出来上がったキーマカレーは味がうすかった。
おかしいな?
せっかくの貴重なカレーの機会であるのに。
デブメニューだからあんまりやりたくないのよな。
塩分も知らず知らずに摂りすぎてしまう。


食後、妻はトンカチをガチコンガチコンやっていた。
僕にはやはり側にいてほしいらしく、
すぐ横のソファで読書していた。
また都市論、まちづくりの本。
勝手に悪い先入観もってた宮台真司が面白い。
屋上は何も目的がもたされていない空白の場所ってのはなるほどだ。
あといくつか示唆があって…
それらは"花束"にも"トキノ"にもつかえそうだ。
でもこの休み期間中ろくろく小説は読めなかった…。
そして執筆にいたっては全くといっていいほど書き進められていない…。
正月って駄目なんだな。
去年はズーッとゲームしてたわけだし。

オッドタクシーの考察動画をちょっとだけみた。
なんかいかにも素人くさいVtuberみたいなやつの。
やっぱ苦手だな。嫌いだ。うんざりする。この手の。
何がっていろいろあるけど
もう一番素直な気持ちとしては声が嫌なんだな。
口調が。
語り口が。
素人くさい声って大きらいだ。とくに男の。
じゃあ見るなよって話なので限界の二歩手前で閉じた。

昨日のタルトの残りを食べて風呂へ。
入浴後、久しぶりにバナナジュース。
東京都の感染者数増えてる。150人。
こっからオミクロン株の猛威が始まるのだろう。
年末年始の人だかりの結果もこれからだし、
真冬突入だし、
ワクチンの効果切れもあいまって、
感染者数がたやすく増えることは目に見えてる。
それでも以前とは違って
ほとんどの人間がまだ平常的に日々を過ごせていけるだろう。
僕はまた自粛に入る。
1月末に呼ぼうと画策していた友達との集まりもキャンセルするつもりだ。


オッドタクシーのOPがよかったから、
クレジットされていたスカートとPUNPEEというのを調べてみた。
スカートとはバンドで、オッドタクシーの楽曲には
そのキーパーソンが参加していたようだが、
スカートの楽曲そのものはピンとこなかった。
おとなしいフジファブリックという感じ。
PUNPEEの方が聴けた。
夜っぽさ、街っぽさがある。


0時過ぎ、洗濯物を部屋干しして寝室へ。
明日から仕事が再開するが全く実感がない。
お休みが永遠に続いてもらいたい。
ありがちなフレーズだな。


れどれ |MAIL