舌の色はピンク
DiaryINDEXpastwill


2021年10月23日(土) 栗探しの旅

晴れ。
ノリノリで洗濯物をまわし、
朝食は休日トースト。
昨晩からクコの実を入れておいたヨーグルトを付け合わせ。
午前中は何をするでもなく
レシピ本を眺めたり
今から障子越しの庭を眺めたりして過ごした。

11時半に妻と家を出てブルーベルに行った。
僕はハンバーグにした。
こちらも美味すぎる。
味付けは塩コショウくらいらしく、
ナツメグすら入れてないんだそうだ。
オムライスも究極にシンプルだし、
味の足し算に頼らず
スタンダードを究めきって頂点に到達してるって
本当にかっこいいな。

でもブルーベル、完全に主人のワンオペだし
この人が引退したらもうそれっきりになるのだろう。
この味は味わえる内に堪能しておこう。

荻窪駅で一旦妻と別れた。
僕は帰りにあちこち寄りたいから自転車で来ている。
定期券を妻に渡して中野駅へ向かった。
15分程度で着くペースだったが
途中で腹を痛めた。
予定より遅れて中野区役所へ到着。投票。
期日前投票は初めてだったが随分空いていた。
5分とかからず役所を出たところで、
読売新聞の出口調査アンケートに応じた。

二人で島忠に寄った。
収納用品、ソファ、座布団はいずれも外れたが、
障子と網戸の滑りをよくする製品が本命だった。
障子戸用はあっても網戸用が見つからない。
なかなか店員も捕まらずかなり時間をくった。
ようやく話を伺うに、シリコンスプレーかミツロウか
どちらも一長一短あるが
一品で間に合わすのは勧めないとのことだった。
最終的な判断は妻に任せた。

店を出ようとしたところで
出入り口に展開されている園芸コーナーに妻が興味を示し、
ハーブ類を物色した。
僕は難色を示し、妻にも諦めてもらい、
一度店を離れてから
「やっぱりもう一回見ておきたい」と妻がごねた。
「きみは先に帰ってていいから」
「わかった。買わないよね?」
「買わないよ? あんまり」
「買うにしてもちょっとね」
「大丈夫大丈夫」

僕は高円寺へ向かい、古着屋でトップスを一枚買った。
nico and…をのカットソーを部屋着用に。
ニコアンド…って呼び名これなんとかならんのか。
おもいのほか中野で時間を食っていたから
全然寄り道せずに阿佐ヶ谷を抜けて荻窪へ。
荻窪界隈は東西南北いずれも悪路だとつくづく痛感する。
線路と環八が明らかな元凶で、
今更どうにかできそうもない規模の悪因だ。
陸橋の間際にアフリカ専門雑貨店があった気がするが
どうにも見つからなかった。
ルミネのユニクロへ着いたのが16時前
一直線に真っ白オックスフォードシャツと
真っ黒チノパンを手に取って試着室へ。
裾上げをお願いしたところ30分でできるという。
会計時の店員がオレ仕事できまっせ風の若い男だったが
声の音量があと一歩足りず何言ってるかわからない。
早口めだし。
接客店員はいいかげん、
このマスク装着しながらのやりとりが
お互い困難なことを強く意識してほしい。
応答に失敗して袋をもらえなかった。
無理やりバッグに詰め込んだ。
ぷんすかしながらルミネとタウンセブンを行き来して30分待つ。
なんだか今日はろくでもない日だなと苛立ちが募ってきた。
富岡商店でアーモンドプードルを買い、
una cacitaで安さにびっくりしながら野菜を買った。
西友でもあれこれ買った。
この時点で栗の買えないことに焦り始めた。
ほんの少量、10コ程度入ってるだけで800円の品はあったけれど
見送った。
16時半にユニクロでシャツとスラックスを受け取る。
このとき、引き換えのレシートが瞬時に出てこなかった。
あれがないとお渡しできないのだと店員は案内していたが
実際どうなんだろう、買い直しになるのか…?
翌日まで待っても誰も受け取りに来なかったら…とか
交渉する余地はあるだろうか、とまで考えて、ないなと想像を打ち切った。
これこそ個人店じゃない弱みだ。
無事に引き換えレシートを提示してモノを受け取り、
大荷物で自転車を漕ぐ。
大荷物があると環八越えには苦労する。
この1ヶ月で何度も荻窪の腐った街づくりには辟易してきたが
つくづく最悪だと見放したいくらいの思いだった。

OKマーにも寄ったが栗は買えない。
一瞬だけ帰宅して荷物を置き、もう一度家を出た。
図書館で本を返却し新たにレシピ本を2冊借りた。
その先にある西友高井戸東店へ行くも栗は見つからず。
外はすっかり暗かった。
つまらない、くだらない一日だ。
なんだこの一日は。まったく文学的じゃない、しょーもない…
と悪態つきながらも腹くくって西荻へ。
八百屋4店、スーパー3店に立ち寄るが栗見つからず。
もう季節外れらしい。
先週の怪我が悔やまれる。
結局は不首尾のまま泣く泣く帰宅。
妻は庭先でハーブを設置していた。
「買った。買ったけど、ちょっとだよ」
「ちょっとね。ちょっとなら、1つか2つか…せいぜい3か」
「もうちょっと」
「ちょっとって聞いてる。a fewってやつだ。2,3ならそうだよな」
「アフュー? ヒュー…」
「Many many a few?」
「メニメニアヒュー!」
イタリアンパセリ、ミント、タイム、
ローズマリー、カモミールあたりを買ったようだった。
いっそバジルと大葉が欲しかった。
しかし大葉はなかったらしい。

それから妻と一緒に障子とふすまの滑りをよくしていった。
ウェットティッシュで戸の下部を拭いていき、
今日買った製品の先端を溶かして塗っていく。
一点、キッチンとカウンターの間のふすまが難所だった。
ここは引っ越した当時から開きが悪い。
というか、開け閉めするごとに衝撃が生じる。
本腰入れて原因を探ってみたところ、
どうやら片方の戸の高さが足りていない。
だから本来なら収まるべきスペースに細工が収まりきらず、
傾きながらはみ出てしまっているため、
もう片方の戸に、明かり取りの縁部分がぶつかっているのだった。
だから要は、高さを足してやればいい。
キッチンペーパーを折り重ね、それをガムネープで巻いて敷いた。
これだけで十分機能した。ぶつかりはなくなったようだ。
ただ見てくれは悪くなってしまうから、改善の余地がある。
網戸の方はもう暗いからと、翌日にまわることにした。

夕飯は秋刀魚、チヂミ。味噌汁。
うまい…
あんまり美味いからチヂミは翌日に取っておこうとしていたた分まで
すっかり食べきってしまった。

食後コーヒーを飲んだ。
妻が朝に入れ、僕は夕方を前に飲もうと予定していたコーヒーだ。
ようやく人心地ついたという感じで、
数分ゆっくりした。

妻がどうしても原稿描くやる気でないという。
遊んでくれとねだるから麻雀をしてやることにした。
かねてからこの家には麻雀が似合うと睨んでいた。
これまでよりも音は気にしなくていいし、
メインで使っているテーブルは
そのまま麻雀卓になる正方形だ。
ぱぱっとバナナジュースを作って
ぱぱっと十七歩をやった。
三戦だけ。
まけた。

麻雀しながら、
先日録画しておいた朝番組を見た。
世界一のミートソースというお題目で、
見るからに油たっぷりの不健康メニューだったから
僕は固辞したのだが妻がどうしてもとねだる。
根負けして、その後あらためてレシピを調べた。
明日作る予定のモンブランのレシピも。
なんとか朝イチで栗を入手できれば、
てきぱき渋皮煮にして、そっから15時までには間に合うかもしれない…
綿密にスケジュールをくんだ。
本を読み、文を書き、3時くらいに寝た。


れどれ |MAIL