舌の色はピンク
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2021年08月31日(火) 正しさと正しくなさの隙間で

晴れ。
そっから曇り。
夕方から雨。
洗濯は部屋干し。
明日も明後日も雨らしい。

弁当は昨晩と同じ手羽先山賊焼き。玉ねぎ酢漬けが合う。
これだけじゃ寂しいので冷凍してある鶏団子を茹でて
醤油みりん黒酢で味付けて添えた。
ウマイウマイ。


愛知のヒップホップフェスについて思ったこと。
まぁ一般的な話はいいや。
個人的に思ったこと。

出回ってる写真は
「大人数で」「密で」「ノーマスク」
という条件をなるべく満たした構図を選んでるだろうけど、
まぁあの場が実際にあったとして。

きっと観客も、マスクをしたまま参加してる人の方が多かったろう。
そこへ煽りが入るわけだ。
いきおい、次々にマスクを外していく。
熱狂の中で。

彼らが後日、その模様を非難されたとする。
抗弁の仕方はいろいろあるだろうが、
たとえば、
「皆がマスクしてるから従うって、
マシーンじゃないんだからさ。
同調圧力っていうの? マジださいよ。
自分をもてよ。言いなりになんなよな」
みたいなことを連中は平気で言う。
そのアエナフとの口論を思い描いてみた。

「僕がその場にいたとしたら、
周りがドンドン皆が皆マスク外していったとしても、
付けっぱなしでいられる。
空気を読まずに。
そして周囲の皆に対して、きっとこう思う。
“同調圧力に屈して、なんてダサいやつらなんだろう”って。
どうだろうか、こう言われれれば、
マスクつけっぱなしの僕の方を、馬鹿にできないだろう。
こっちからすれば、そっちが間違ってる。
こっちが正しい、って言いたくもなる。
で、そっちはそっちで、いや自分が正しいはずだ、
自分以外が間違ってる、って言いたいものだろう。
まったく、どっちにも正しさがあるし、間違いもあるもんだ。
そういうもんなんだよ。
正しさと正しくなさを行き来して、その隙間で苦しみもだいて、
どうにかマシな答えをなんとかその都度導き出す。
でもそれが大変だからって、面倒だからって、難しいからって、
どちらかが正しいなんて安直な答えにすがりついて、
自分が選ばなかった立場の正しさを考えようともしない幼稚さは、
僕には到底支持できない」
とこう詰めていく。
すると向こうは、
論点的はずれの詭弁を弄するか、
またはガタガタうるせえな的な返事になっていく。
こちらとしては初めからガタガタぬかしたいわけじゃなく、
アホだな
の一言で済ましたいところなので、
理論の説明がいらないなら、アホだな、アホだな、の連呼で話は片付く。
したがって、これより先は、
アホだな、
で畳む。
だがもしこちらの言い分を了解して、
自らの非を省みる様子を見せたなら、
それはもう、立派な人だ。
立場が逆なら僕にはできないかもしれない、
その点で、尊敬に値する人だ。
それはそのまま伝える。


夕飯はウニのクリームパスタ…の予定だったが、
朝の時点で、
何日か前に妻が僕に隠れて
昼飯と夕飯の間にコンビニ弁当を食べていたことが発覚。
これまで何度となく繰り返されてきた不実で、
僕はそのたびに悲しみ、怒り、許し、黙り、理を説き、情に沿い…
とあらゆる応答をしてきた。
論点はあげつらうのも馬鹿らしいけれども、
もはや僕も妻も、また他の誰に聞かせても、
僕の方にばかり正しさが確保される情状。
僕は「正しくなさ」も知っているし、
「全面的な正しさが含有する恐ろしさ」も知っているから、
なおのこと妻には逃げ場がない。

どうしても間食したくなったら
せめて後からでいいから報告してくれ、
隠したりごまかしたりはしないてくれ、
というやり取りも繰り返してきた上で、
今回は明確にごまかされた。
醜いことだ。
嘘をつくこと、
嘘を隠そうとすること、
ついた嘘をごまかそうとすること、
いずれも醜い。
何より醜いのは、
自分に嘘をついてごまかす…正当化しようとする心の動きで、
僕にとってはこの心の動きが、
この世の何より怖ろしい、醜い、最悪の地獄だと思っている。
この地獄に比べたら、
よく世間でいうところの比喩的な地獄なんて全然大したことない…
というと言い過ぎだけど、単純で、
解決のしようがある問題ごとばかりに見える。
この自己欺瞞の地獄は「声」に満ち満ちている。
それを…それを俺は
『割拠』で表現したいのだが…難しい…

「ごまかし、嘘、自分への甘やかし、言い訳、言い分、
すっげーわかる。
すっげーわかるから嫌なんだよ。
そして、
すっげーわかるから許すんだよ」

呪いと祝福。
僕らは地獄をも言祝いでいこう。


妻の分の夕飯は
アサリの佃煮と大根の味噌汁、サラダにした。
まぁこれだけでも本来じゅうぶんだからな…マジで…
サラダには柚子胡椒をきかせた鶏むね肉も盛ってるし…


夜は大雨になった。


れどれ |MAIL