舌の色はピンク
DiaryINDEXpastwill


2015年03月15日(日) いまのなーし!

やり直したいことって、ある。
それがやり直せるとして。
フィクションでの時間遡行ネタで語られるところの。
あれで稀にある、
「やり直したところでどうにもしえない」
がキツすぎる。
大抵の絶望に勝る。

セーブポイントを間違えたみたいな。
将棋で待ったかけても
一手戻ったところで詰みきってる、あの絶望。
深い絶望はいつも彼岸に希望を備えてる。

/

『並木道』鑑賞。
おもろかた。
普く少年の代弁者、きれるわめくちらかしまくる。
情熱や機運や決断や成長や失意や不条理や
そんなん大人語だって。
少年は無為に動き回って散らかすだけ。
彼がその道程で何を得るかなんて大人に関係ない。関係しようがない。
ラストシーンはともすれば
「なんなのこのアホ親子」
で一笑に付せてしまえそうなのに、ちょっと泣きそうになった。
とってつけたような救済。
爾後の物語は、やはりこちらに関係がない。

でも少年とも言い切れないか。青少年…16歳とか?
主人公の呼び名がジョジョだった。


れどれ |MAIL