舌の色はピンク
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やり直したいことって、ある。 それがやり直せるとして。 フィクションでの時間遡行ネタで語られるところの。 あれで稀にある、 「やり直したところでどうにもしえない」 がキツすぎる。 大抵の絶望に勝る。
セーブポイントを間違えたみたいな。 将棋で待ったかけても 一手戻ったところで詰みきってる、あの絶望。 深い絶望はいつも彼岸に希望を備えてる。
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『並木道』鑑賞。 おもろかた。 普く少年の代弁者、きれるわめくちらかしまくる。 情熱や機運や決断や成長や失意や不条理や そんなん大人語だって。 少年は無為に動き回って散らかすだけ。 彼がその道程で何を得るかなんて大人に関係ない。関係しようがない。 ラストシーンはともすれば 「なんなのこのアホ親子」 で一笑に付せてしまえそうなのに、ちょっと泣きそうになった。 とってつけたような救済。 爾後の物語は、やはりこちらに関係がない。
でも少年とも言い切れないか。青少年…16歳とか? 主人公の呼び名がジョジョだった。
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