舌の色はピンク
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| 2009年01月26日(月) |
100ミリだけの空っぽを離さないでおくれ |
「あぁ…お金欲しいなァ」とひとりごちた先輩に対し ボーッとしていた僕は反応が遅れ なんら切り返しができなかった。
3秒…いや、2秒が切り返しのリミットだ。 間を空けるともう、へたに考える猶予が与えられているぶん 気の利いたコメントを発せねばならぬプレッシャーを負う。 「あー、そうですねぇ」レベルの、変哲ない相槌が許されるのは2秒以内の話だ。 最悪のケース、間が相槌のニュアンスを変えることもある。 3秒以上経ってからの「……そうですねぇ」はなんだかマジっぽく、 不本意の含意が付加されもはや相槌では済まされない。
いま思えば「とりあえず笑っておけの術」を披露する逃げ口もあった。 日常会話なんて発笑さえしておけば大抵の局面は乗り越えられるものだ。 しかしなにぶん僕はボーッとしていたのだから仕方ない。 切り返すタイミングを失ってから僕の頭は これらの思索をめぐらす為ぐるぐる回転したのだがもはや遅すぎる。 この世界に生まれ落ちたからには 常日頃から臨戦態勢を整えておかなければ とうてい日々を戦い抜けはできないのだ。
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