舌の色はピンク
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二、三十年 とか 五、六十年 とか こういう日本語って誰もが使うし 当然おおっぴらに認められてる。
が、 一、二十年 とは言わない。
これは日本語の闇に隠された いたたまれない事件だと思う。 なまじっか、十だけは一十とは称さず スマートに略される特権を得ているばかりに 日本語発話者はどんな場面でも 一、二十年 の用法が使えないのだ。 もちろん、単位は分でもkgでもラジアンでも同様に。 限られた範囲を端的に言い表すにあたっては口頭でも頻出の 「x、x+1 (単位)」 この用法が、こんな利便性の高い用法が10〜20に限っては使えない、 おぉ、なんたる実害甚だしい差別現象なのか!
被害者は話者でもなければ聞き役でもなく、 十だ。 十は一人だけ仲間に入れてもらえない哀れをその運命にやどわせている。 しかし我々にはもはやどうすることもできない。 悲劇を食い止めるには何もかもが遅すぎたのだ。
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