舌の色はピンク
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やっぱり僕の家族仲は冷めている。 陽気極まる明るい母、 計画家でインテリな長男、 遊び人でアウトドア志向の次男、 何事にも兄二人の間をいく末っ子の僕……っていう4人構成。 2年ほど前まで実家に一緒に住んでいた。
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僕ら息子3人には暗黙の了解といおうか、 いつしれずと出来上がっていた絶対的ルールがある。 「家族の前で笑顔を見せない」 それも徹底して…だ。
外向性をいかしてマシンガントークをする母に 息子は耳を傾けながらもまったく笑わないし、 夕食時にバラエティ番組を見ていて 面白い場面に見舞われても 必死で笑いを堪えている男たちがそこにはいる。 なんだこのルール。自分で書いてて不思議になってきた。 でも兄弟でそれを話し合ったこともなく(そもそも会話がほぼ無い)、 自然と発生した取り決め事なのだ。
とはいえ僕たち兄弟は家庭内ツンデレなので 優しさに似た言動をふとした瞬間に垣間見せてしまい 「冷めた家族」の装いが儚くもはがれてしまうことがある。 その気の緩みを母はすかさず察知し、曲解し、歪曲し、 「私の息子たちは普段冷たいくせに実はこんなにも(略)」 と己のブログにしたため、 大勢から好意的なコメントを賜って喜悦に浸るのだ。 いたい。
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海外ドラマのフルハウスみたいな家族愛の真逆を突っ走るも、 こんな家族はこんな家族でアリなんではないでしょうか。 なんてなことを家族仲円満な悪友に打ち明けてみたら 「俺には考えられねーよ! 全ッ然理解できねーよ! アホか!」 と一蹴された。
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