舌の色はピンク
DiaryINDEX|past|will
中学のときに シノさん という同学年には到底思えないほどの落ち着いた佇まいを かもしだしているクラスメイトがいて 僕は「なんでそんなに優雅で気品があるの」などと よく突っかかっていた。
ある日いつものように 「シノさんは学年一大人っぽいよ」 と僕が軽口をたたいたところ シノさんは読んでいた本をパタンと閉じて溜め息を一つついた。 「そんなことないよ」 「なくないって」 「うーん……。……ちゃんと、調査を試みてみたら?」
ド
ドッキューンンンンン
「調査を」「試みて」「みたら?」 いずれもが超中学生級ワード……! 否定の発言にしてかつ 学年一のそれ であることを 実証せしめてしまったこのエロキューション……!
すっごいドキドキした。
成人した今でも日常会話で こんなセリフ使える気がしないよ。シノさん。
|