舌の色はピンク
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まだまだ具合が優れず 今日は休みだし部屋でゆっくりヒッキーしてよと安穏してたら 母親から召集かけられて実家へ。
会うなり 「あらぁアンタあの……なんだっけホラあの…… ぶゆうでん♪ ぶゆうでん♪ のあのひと」 「あぁ。オリエ――」 「ぶゆう でん でん ででんでん♪♪」 「――ンタルラジオ」 「レッツゴー!」 「……」 「そうそう。あのメガネの人に似てるじゃない」 メガネだけです。 というか「似てるじゃない」じゃないです。実の息子です。
なにより50を越えた母親から ノリノリの「武勇伝♪」を聞かされて 僕の心情は限りなくブルーだった。
のみならず この女はどうやらブログを始めたらしい。 「お母さんはまだまだ最先端なのよ」オーラが鈍く漂っている。 ブログを覗き見してみたら 小生意気にもそれなりの人気を博していていっそう引いてしまう。 毎回の日記にちゃんとオチをつけてるのもまた……。 挙句の果てにはタイトルに「シュールな笑い」と題して 小話を披露なさる始末だ。 手に負えない。
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