ネットの工事が完了した。作業にきたおっちゃんが冷めていて 無言でガタガタ壁をいじくりまわし 溜息と舌打と冷笑とで 散々空気を重くしたあげく 「じゃあね またね」 とさわやかく挨拶して去っていった。 黙々と仕事に徹する職人キャラを装っといて 最後に親近感を与えようとする混沌性、 意味不明のタメ口もさることながら、 「またね」って。 また来るのか。 工事不十分か。 工事不十分を認めた上で 親近感をアピールしつつ去るのか。 いただけない。