秋模様

託された祈りが色を溜め
届かぬ想いが木々を染め
あぶれた熱が
夕焼けへと帰る季節
もうすぐ置き去りの約束が
乾いた音を足元に散らします
思い出しさえすれば
糧になれなかった優しさが
錆びたトタンをぽとりぽとり
濡らす音も聞くことができる
追い越していく影と
使い古しのセンチメンタリズムを
木枯らしが吹き飛ばす
ひとつ前の季節
2009年11月10日(火)
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