2007年06月25日(月) |
今日は重慶に来ました。 |
今日は出張で内陸の重慶に来ました。
今年は重慶市が中国で4番目(北京、上海、天津に続いて)の直轄市に昇格してちょうど10年目です。
1997年は、香港が中国に返還された歴史的な年だったのですが、7月1日の香港返還の直前に、重慶市は四川省から昇格する形で直轄しになりました。
あれから10年、重慶市は驚異的ともいえる発展を遂げてきました。
重工業中心の産業構造を転換するために、IT産業の誘致を進め、多くのIT企業が重慶で活躍しています。重慶モバイルは1000万人の加入者を先日突破し、更に増え続けています。
長江(揚子江)と嘉陵江で形成される半島のような市の中心部はずっとビルの建設ラッシュです。郊外も新築のマンションが立ち並び不動産の屋外広告だらけ、、、重慶市への投資のすごさを感じさせます。
一方、重慶市の別名は「霧都」といいます。重工業の工場から排出される石炭の煤炭に水蒸気が付着するためです。内陸のせいか空気の循環が悪く、大気汚染が進んでいます。
最近は長江(揚子江)と嘉陵江は開発が進みすぎたせいか増水と渇水を繰り返しているようで、増水時は多くの死者が出るほどです。
発展と自然の保護はバランスが難しいようですね。日本でもそうです。
重慶空港から市内へ向かう周辺は緑も多くまだまだ環境対策が可能だと感じます。いいバランスを取って発展して欲しいと願っています。
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