Skipper Johnの航海日誌

2007年06月11日(月) 本・「社員をサーフィンに行かせよう」by パタゴニア創業者

登山・ヘビーデューティー衣料のトップメーカー・パタゴニア創業者のイヴォン・シュイナード著「社員をサーフィンに行かせよう」(東洋経済)を読みました。
↓↓
社員をサーフィンに行かせよう bk1

本当に素晴らしい経営論だと感動しました。

・ミッション・ステートメント「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネス手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」

・「健康な地球がなければ、株主も顧客も、社員も存在しない」

・「私たちが地球に及ぼすダメージのほとんどは、自らの無知に起因する。私たちは好奇心がないせいで、やみくもに不必要なダメージを及ぼし続けている。」

・「純売上高の1%を寄付すると宣言した。結果としても怪我あろうとなかろうと必ず寄付を行うことになった。これは慈善というより、この地球に暮らして、資源を使い減らし、環境問題の一員となっていることに自ら課した地球税といえよう。」

このには一部しか紹介できませんが、パタゴニアはアメリカでも株式を上場させない珍しい会社だと思います。市場からのコントロールがわずらわしいと感じているようです。これは全くそのとおりだと思います。

また、ヘビーデューティー衣料のトップブランドと、環境保護を同時に両立させる、つまりビジネスと社会貢献を両立させることはなかなか難しいことですが、パタゴニアはそれをさらりとやっています。そのキーワードになっているのが「社員をサーフィンに行かせよう」です。

日経のウェブで、日本のパタゴニア社員がエッセイを書き始めたのでとても参考になります。よろしければどうぞ。
↓↓
日経エコロミー・「社員をサーフィンに行かせよう」 言葉よりも行動を


 < 過去  INDEX  未来 >


Skipper John