☆空想代理日記☆
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昨日は空が低く、匍匐前進しなければ地球から顔が出てしまうのではないかと思った。つまり、自衛隊員には有利な天候だといえた。
唐辛子がぴりりと効いた前置きはすべてぶっ飛ばして読んでもらいたい。
昨日は雨が降るかもしれない不安定な1日であった。いつ雨に降られてもいいように、不逞者はヴィレッジバンガードで対策会議を開いていた。
この店はおかしなところで、入口の脇には細木数子らしきゴム顔面がくるくる回っていた。たぶん、あのゴム顔面は夜中の2時になると死刑宣告するのだろうと推察できる。
また、いろいろな玩具なども豊富に取り揃えられていた。なかでも、『ろくろの達人』という品に不逞者は眼をつけた。角が刺さって痛かった。嘘である。
そこには、「ゴーストごっこができます」の貼り紙がなされていた。
ワラ人形と会話する趣味をもっている不逞者も、そこまで暗い性格ではないのだった。ましてや、男性の不逞者は自分で購入した玩具を女性優先で使わなければならないのかと憤懣やる方ないのだった。
店員さんに見つからないように、爪で傷つけてきたのだった。
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