100%乱気流な日々
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2006年02月03日(金) |
映画化。映像化。「初恋」 |
最近漫画やら小説やらの映画化が多いですね。ところでそういうのは好きですか?好きなマンガ、好きな小説が実写化されることで夢が壊れるって事も多々あるはずだ!
個人的には、ちょっと前だと「H2」のドラマ化はとても痛々しかった。あんなじゃねーよぅとこのブログで愚痴っていた日々もありました。 その流れで「タッチ」の実写版は絶対見ないと心に誓って守り抜きました。あの有名双子と長澤まさみちゃんだとしても、見れないものは見れません。
最近ですと、「最終兵器彼女」の映画化はどうなんだ? 最近本屋で売られてる漫画の帯には「待望の映画化!」とでかでかと書いてあるけれど、本当に待望だったのか。 誰が待っていたんだろう。少なくとも私ではないぞ。 少なくとも私が聞いた中にはひとりもいなかったぞ。 あれはどちらかというと、手を出さないほうが懸命な部類のマンガではないのか。 何しろ彼女、最終兵器なんだぞ。 せめてアニメ…あ、アニメは以前深夜枠でやってたな。 うん。深夜枠で。 よんだことある人は分かると思いますがー。あの、最終巻辺りはどうするつもりなんでしょうか。映像化なんか出来ないでしょ(したらやばいでしょ:) 結末は完全創作にするつもりでしょうか。うん、まぁ、まぁそれでもいいし仕方ないようなきもするけどれど、どちらかというと手を出さないほうが懸命だったのではないかと…思うけど、ね…
あ、別に漫画は漫画としては面白いですよ。うん。なんてゆーか、ちょっとよくわからーんな部分も含めてお楽しみくださいという感じ(んー、まぁちょっと小中学生向きではないけれど……青年誌だしー)
おっと話がずれたぜ。 そういうわけで、私はあまり映画化、実写化には基本的には好意的ではないのです。小説は小説として呼んで楽しめばええじゃないか、というのが根本にあるようです。ですが!たまには「おお?」とちょっと楽しみになるものもあるのです。
「初恋」主演:宮崎あおい 宮崎あおいちゃんかわい~♪なんていうまったくもって当然の事はよしとして。 私は以前この映画の原作を読んだことがあります。
初恋/中原みすず(下に表紙の画像も張っておくので見てくださいね) 府中3億円事件を題材にした小説です。
出版されたのは2002年。結構前です。 当時、注目だったとか、物凄い売れていたとか言う印象はありません。私は図書館の片隅で見つけました。表紙が綺麗で目に留まったのです。偶然でした。 この作者、1冊しか出していません。したがって、ナ行の作者の棚で、他の本に埋もれるようにこっそりとありました。薄いし、シンプルだし、さほど目立ちません。 だけど手にとって借りてきて、読み始めてびっくりしたのです。なにが?といわれても難しいけれど何だか凄く。 妙なリアリティに。
私は府中3億円事件について実はさっぱり知りませんでした。3億円事件というのが昔あった、ということくらいしか知りませんでした。 今も謎に包まれている不思議な事件だったなんて知らないままで、読み進んで、そしてぼーっとしました。
実はですね、あまりに事前知識がなかったものだから、この小説が、告白小説で事件の真相だと信じちゃったくらいです(そのあと人にきいて、そりゃないでしょ、フィクションでしょ、といわれて初めてフィクションだったのかと気付いたくらいです)
それくらい妙なリアリティがありました。薄くて、さらりとした文体にもかかわらず、逃れられないような気分にさせられます。
この小説が、この、ひっそりと目立たなかった小説が映画化、というのを今日知ってびっくりしました。実はこの本のファンというのは結構いるみたいなのですが、それでも有名とは言いがたいこの本に、目をつけて取り上げるという事に感心しました。 どうやら宮崎あおいちゃん自身この本読んでるみたいですけどね。
久々に、原作があるの映画で、これは見たい、と思いました。 宮崎あおいちゃん可愛いしね☆
個人的な印象では、主人公の高校生はもうちょっと地味で冴えないタイプの女子高生、という気がしていたのですけど、そこはそれ、映画だし、そりゃヒロインが冴えなかったら誰も見んわな(苦笑)
見たいなぁ。見る時間があるかどうか、が、不安ですが。
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