少し湿った夜の風は重いカーテンをすり抜け暗闇で寝息をたててる老犬を探し当てる街の小さな喧騒が風と共に頬に届く夜の海の波のよう車の通りすぎる音は今夜ここに一人じゃないと教えてくれる目を閉じたまま未来のことを考える今日のことは忘れよう終わってしまったことだもの夜風は明日の雨を知らせにきたと言う