カゼノトオリミチ
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この肩に乗っかった 大きな球を渡したい
誰かに 渡してしまいたい
夜ごとにたまった ツボの中のつぶやきを
ぜーんぶ流して スッキリしたい
でもでもね ダメ
その球 受け取ってくれたヒト 今度はそのヒト
重くてツライでしょう
ツボも タメイキも もちろん 球も入るだけの
穴を掘って埋めるしかない
この大きな荷物 背負えない
この寒さをつつむ 大きな毛布 持っていない
それは自分の秤を 使ったのでしょ だからでしょ
よくよく考えてごらん
世の中の秤を使ったら あなたの悩みなど たいした荷物ではない
ひとり ツラそうな顔しないで
頭を冷やしなさい
natu
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