カゼノトオリミチ
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2008年09月09日(火) 国道




プラタナスに
這い登る ツタの 勢いに
訳のわからぬ 恐怖を抱きます

何も思わずただ ただ 生きてる
まっしぐらな 勢いに

おそらく
一時間前もなく 一秒先のことも
ツタには ない
その 生々しさ むきだしの 生命力に

背中がぞくぞくします

国道の 熱風にさらされ
プラタナスにしがみつく

何も思わず
そこに どうして
居るのだろうなどと 思わず
生命力のしくみのままに 
がしがし テリトリを広げ

時が来れば 朽ちてゆく
その瞬間さえ 意識せぬまま

なら なぜ 人間は と
プラタナスの実の ニオイのよう
青臭いこと 思います

過去の糸に からまり
一秒先に 捕らわれ
自分の周りに 糸を吐く
ヒトは かいこのよう
その繭の中ですら 心は泡だち
眠る時さえ おどおどします


natu